「子どもの乗り物酔い」どうしたらいい? 悩めるママが試した14の方法 「助手席」「サングラス」「スルメ」…効果を実感したのは!?

7.金平糖を「気持ち悪くならない薬」として食べさせる

これは薬を飲めない年齢のときに試した方法です。昔に読んだ漫画『ご近所物語』に、こんぺいとうが魔法のくすりとして登場していたのを思い出し、実践してみました。

細野先生も、薬を飲んだということで安心感を得られる『プラセボ効果』があるいい方法だとおっしゃっています。

ところが! 娘は甘い食べ物が苦手です。一度は金平糖を食べたものの、その甘さを知ってからは「いらない」といって食べてくれません。乗り物酔いをまったくしない息子が、喜んで食べていました。

8.車内の消臭剤を使用する

車特有のにおいも、乗り物酔いをする原因のようです。かといって、芳香剤のにおいも苦手なので、無香料の車用消臭スプレーを使用してみました。

しかし、娘の様子は変わらず、乗るたびに車のにおいを嫌がっているため、効果は実感できていません。

9.酔い止め薬を服用させる

多くの酔い止め薬は、5歳から服用可能です。娘が5歳になり、待ってましたと言わんばかりに、市販の酔い止め薬を服用しはじめました。

「これで乗り物酔いから解放される!」と思ったものの、急カーブやアップダウンの激しい山道を通ると、薬を服用していても気分が悪くなってしまいました……。

ですが、広島県から大阪府までの長距離移動でも酔わずに到着できたという成功体験もあります! なので、おでかけの際には必ず服用しています。

飴が苦手な娘は、この酔い止め薬を舐めるのも嫌なんだそうです。

10.車の足廻りパーツを変えてみた

我が家の愛車はハイエースです。お世辞にも乗り心地がよい車ではありません。

できる限り乗り心地をよくしてあげたいという夫の提案で、車の足廻りパーツを変えてみました。ところが、娘も私も乗り心地の変化を感じられず、乗り物酔いも軽減されていません(夫だけが、乗り心地がよくなったと満足しています)。

細野先生によると、ワゴンより地面に対する着座位置が低いセダンのほうが揺れが少なく、乗り物酔いも軽減するそうです。車を乗り換えるという壮大な乗り物酔い対策は、まだ実践できずにいます。

11.寝させる

今のところ、娘には一番効果のある方法です。細野先生の「眠ってしまえば酔わない」という、この一言に尽きるかと思います!

帰り道は遊び疲れて寝てしまうことが多いのですが、行き道で寝させることは難しいんですよね……。前日に少し夜更かしをしてみたり、早起きをさせてみたりと試行錯誤中です。

12.車酔い防止リストバンドを着用する

手首の内側には、乗り物酔いを和らげる内関(ないかん)というツボがあるそうです。そこで指圧リストバンド『スッキリバンド』を購入してみました。

両手首に付けているものの、残念ながら効果は感じられていません……(ツボの位置がズレていると効果がないようなので、もしかしたら正しく付けれていないのかも?)。

細野先生によると、とくに副作用はない方法であり、付けることで安心感を得られるとしたら効果のある方法とのことです。娘は嫌がることなく、むしろアクセサリー感覚で喜んで付けているため、現在も使用を続けています。

娘の好きなブルーカラーの酔い止めリストバンド。

13.スルメを食べさせる

ママ友から聞いた対策法です。娘はスルメが大好きなので、「これはいいかも!」と試してみました。

ちびちびとスルメを食べ続けることで、「あれ、いつもより平気そう……!」と思うことが何度かあり、効果を感じています。食べすぎるとお腹がいっぱいになり、かえって気分が悪くなってしまうことには注意が必要ですが、飴やガムが苦手な娘にとっては、相性のよい対策のようです。

ただ、車の中がスルメのにおいになるため、苦手な方にはおすすめしません。

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