子どもの記憶に残る「おうちイベント」のヒント~初秋の過ごし方
人気インスタグラマー・slow.life.worksのゆう子さん #9 9月の楽しみ
2022.09.09
インスタグラマー・slow.life.worksのゆう子さんは、山あいの三角屋根の小さな家で家族4人、保護猫2匹と暮らしています。
のんびりした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿していますが、工夫いっぱいのおうち時間の過ごし方が特に大人気。
季節ごとの“おうちイベント”に登場するゆう子さんの息子そうたくんと、娘ほのかちゃんはいつも笑顔いっぱい!
家族が笑顔いっぱいで喜んでくれる、子どもの記憶に残る行事の楽しみ方、アイデアをゆう子さんに紹介してもらいます。
お正月、節分、ひな祭り……など、毎月1回の全12回の連載です。
第9回目は9月の楽しみ方です。ぜひ過ごし方のヒントにしてみてください。
稲刈りは貴重で大切な体験
9月に入ると、ゆう子さんちのまわりの田んぼは黄金色になります。稲刈りの季節です。
夏のひまわり畑の黄色はもちろん、稲穂が揺れる黄色い風景も大好きなゆう子さんと子どもたちです。
「今年もじいちゃんのコンバインに乗せてもらって、子どもたちはアトラクション感覚で稲刈りを楽しんでいます。でも、大きな機械が田んぼに入るには、まずはその場所を人の手で刈らなければいけません。そこで、子どもたちの出番です!」
コンバインが田んぼに入るためのスペースを確保しないといけないわけですね。
「まずは子どもたちが手で稲を刈って、コンバインの入る場所を作ります。もちろん大人も刈りますし、子どもたちは楽しみながらやっていますが、年を重ねるごとに稲刈りに慣れてきて、すっかり大切な働き手です」
5月に植えた苗が成長して、9月に収穫。稲が育っていく様子も日々間近で見ている子どもたち。今年も十分に成長した稲を家族で収穫し、そして、家族でいただきます。新米、楽しみですね。
ほかほかの新米、おいしすぎる!
稲刈りが終われば、今年の新米です!
「子どもたちは毎年、この時期をとても楽しみにしています。9月に稲刈りが終わると、9月の後半には新米が食べられるからです」
お米がいちばんおいしくいただける、「塩むすび」にして味わいます。
「『うわぁ~! お米が輝いとるー!』と、子どもたちはキラキラした目で喜びます。確かに新米、おいしいですよね。私もついつい食べ過ぎてしまいます」
おむすびをお弁当にして
過ごしやすい季節になってきたら、やっぱりお弁当を持ってお出かけしたくなりますよね。
「ハムの耳といくらの目がかわいいうさぎさんおむすびを作って、お弁当箱に詰めて、お月見弁当を作りました。お弁当を持って出かけるのもいいし、秋の夜長、月を見ながらいただくのもいいですよね」
中秋の名月にはお月見だんごも
「今年2022年の中秋の名月は、9月10日ですよね。毎年、中秋の名月には、お月見だんごを作って、すすきを飾って、お月見をするんですよ。おだんごは娘の手作りです」
運動会がなくても運動会弁当⁉
お弁当といえば、秋は運動会のお弁当も楽しみなものです。
「ここ数年は午前中のみの運動会で、学校でお弁当を食べることができないんです。子どもたちにとっては、すごく残念なことだと思います。それで、我が家ではおうちで運動会のお弁当をいただきます」
学校に持っていくのと同じように、ゆう子さんは運動会のお弁当を作って、学校から帰ってきたら、おうちで子どもたちとお弁当を食べるのです。
「校庭のテントの中で食べるお弁当には及ばないかもしれないけど、『今年もかけっこ、頑張ったね』とか、『クラスの応援、よかったね』などと、子どもたちも運動会の話をしながらお弁当、食べたいと思うんですよね」
運動会のお弁当は、もちろん大きなおむすび! にこにこ顔のほのかちゃんとそうたくんのおむすびが入っていました。
ゆう子さんの思いが詰まったお弁当、本当においしそうです!
slow.life.works・敏森裕子(としもり ゆうこ)
1981年生まれ。兵庫県在住。夫、息子、娘+保護猫2匹と暮らす。
夫の実家の隣に、三角屋根の小さいお家を建て、古民家カフェ風のインテリアづくりを楽しんでいる。
インテリア、雑貨はもちろん、おうちごはんやほのぼのとした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿し、人気を呼びフォロワー数は約11万人。手づくりの家具、雑貨は義父が製作し、カフェやイベントなどで販売している。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』(オーバーラップ)がある。
◎インスタグラム slow.life.works
写真:敏森裕子 構成:時政美由紀
時政 美由紀
1965年兵庫県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、出版社勤務を経て、2010年、編集・出版企画 ㈱マッチボックスを設立。出版社時代から現在に至るまで企画・編集した書籍・ムックは300冊以上。女性のライフスタイル全般、料理、子育てなどの実用書を中心に活動。2018~2021年、茨城新聞「論壇」にて連載。自著に『50歳から結婚してみませんか?』(朝日新聞出版)。
1965年兵庫県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、出版社勤務を経て、2010年、編集・出版企画 ㈱マッチボックスを設立。出版社時代から現在に至るまで企画・編集した書籍・ムックは300冊以上。女性のライフスタイル全般、料理、子育てなどの実用書を中心に活動。2018~2021年、茨城新聞「論壇」にて連載。自著に『50歳から結婚してみませんか?』(朝日新聞出版)。
敏森 裕子
1981年生まれ。兵庫県在住。夫、息子、娘+保護猫2匹と暮らす。 夫の実家の隣に、三角屋根の小さいお家を建て、古民家カフェ風のインテリアづくりを楽しんでいる。 インテリア、雑貨はもちろん、おうちごはんやほのぼのとした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿し、人気を呼びフォロワー数は約19万人。手づくりの家具、雑貨は義父が製作し、カフェやイベントなどで販売している。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』(オーバーラップ)がある。 ◎インスタグラム slow.life.works
1981年生まれ。兵庫県在住。夫、息子、娘+保護猫2匹と暮らす。 夫の実家の隣に、三角屋根の小さいお家を建て、古民家カフェ風のインテリアづくりを楽しんでいる。 インテリア、雑貨はもちろん、おうちごはんやほのぼのとした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿し、人気を呼びフォロワー数は約19万人。手づくりの家具、雑貨は義父が製作し、カフェやイベントなどで販売している。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』(オーバーラップ)がある。 ◎インスタグラム slow.life.works