94%のママがあると回答 これが地味につらい「名もなき育児」だ!

ママが人知れずこなしている育児 「名もなき育児」#1

コクリコラボ

◆体調や安全のリスク管理

・健康チェック(排便、排尿、肌、体温)。

・子どもの目線で危ないものがないかチェック。


・夢中でひとり遊びをしている間の見守り時間。

子どもの健康管理、安全対策という名もなき育児は、24時間365日終わりがありません。

・酷暑の自転車送迎時、暑さ対策のための保冷剤・飲みものの準備作業。

最近は特に夏の暑さ対策への情報収集が欠かせず、タスクは増えるばかりです。

◆育児ならではの家事

・よだれ、ミルクの染み抜き。

・子どもがこぼした食べかすを拾う、拭く。

・残った食品の始末(子どもの食べ残しを食べる、買ってきたのにずっと残っているお菓子を食べる、カビが生えそうだからパンを食べる)。


育児ならではの家事もありました。食事に関するタスクの多さにも驚きますが、「残った食品の始末」はまさにママあるある! なのではないでしょうか。

・今日はおねしょしそうだというときに、娘に気づかれないように寝ている間におねしょ用パンツを穿かせる(おねしょをしていたら、起きる前にそっと新しいのを穿かせる)。

こちらはかなり難易度の高い「名もなき育児」。娘さんのメンタルケアもばっちりでママの細かい気づかいに脱帽です。

・きれいだからと集めている貝殻、ビーズ、天然石。毎日毎日床に落ちているそれを踏み、痛みにもだえながら、それらを一気に捨てられたら気持ちがよいけれど、実際は捨てないで、とっておくものとして分別する。

足の裏の痛みにもだえるというくだり、レゴ好きな子のママも共感してくれるのではないでしょうか。

・子どもの成長に合わせたインテリアの変更(はいはい、よちよちなど危険の種類が変わるたびに変更)。

成長に合わせ、子どもが安全に過ごせる部屋をつくるのも大変です。これからできるようになることを把握し、危険を予測しなければなりません。

◆スケジュール管理

・予防接種の把握・予約。

・散髪のタイミングを計って予約。

・ならいごとの振り替えや日程調整。


生後すぐ地獄の予防接種スケジュールが始まりますが、その後の育児でもあらゆるスケジュール管理が連続します。

・YouTubeやゲームの時間管理。

現代のママ特有の「名もなき育児」を挙げてくれたママもいました。

・友だちとの約束に関して保護者への連絡や送迎。

・ママ友との付き合い。

子ども同士で遊ぶ場合でも、送迎が必要だったりママ同士のお付き合いが発生したり、育児ならではのタスクがあることに気づかされました。

◆リサーチ作業

・出掛けた先に授乳室があるか、清潔さはどうかなどを調べる。

・スーパーのきゃらくるカート(人気キャラクターのついたショッピングカート)はどこにあるか、どこが穴場かを把握する。


おでかけをスムーズにするためのリサーチ作業は必須です。

・時間をかせげるお菓子は何か調べる。

・子どもの好みで変わったこと(食事の具材のサイズなど)を記憶しておき、対処すること。


「名もなき家事」が羅列されたタスク表をしばしば見かけますが、「名もなき育児」では子どもの成長(ときに機嫌)によって変化するため、絶対に表にはできないでしょう。

終わりのない「名もなき育児」

前章でママたちが挙げてくれた「名もなき育児」。どれも共感できるものばかりだったのではないでしょうか。現実にはカテゴリー分けが困難なほどたくさんありすぎる! という切実なママの声も寄せられました。

・本当にたくさんありすぎる。日々がそんなことの積み重ねです。1つ具体的に書くと、2歳や3歳のややこしい時期は、ご機嫌よくスムーズに物事をすすめるために、事前準備が大変。お気に入りの食べものも切らさないよう常備(でも賞味期限もあるので、まとめて買いすぎもできず、タイミングをみて買い足さないといけない)などです。

「ご機嫌よくスムーズに物事をすすめるため」には深く共感しました。そのために日々子どもを観察し、有効な打ち手を準備して備えるなんて、本当にすごいことをしていますよね。

・たくさんありすぎます!! 寝かしつけ、夜中汗をかいたときのお着換え、爪切り、リクエストされた食材を買ってきたり調理すること、病院受診のスケジュールを立てたり、ならいごとの振り替え、着られる服が少なくなったので買い替えるための買いもの、新入学の準備、下の子は肌が弱いので対策を調べたり商品を購入して使ってみる・合わなかったら買い替える、子どもがアトピーにならないようにこまめな寝具の洗濯など……夫は知らないことがたくさんあります。

最後の一文「夫は知らない」に集約されるように、日々ママが考えてこなしていることに名前がついておらず、しかも周囲に理解されていないのは悲しいことです。次回以降の記事では「名もなき育児」に名前をつけるという試みや、パパに理解してもらう方法などをお伝えしますのでぜひお読みください。

読者の皆さんは、どんな「名もなき育児」に名前をつけたいですか?

第2回以降の記事では「名もなき育児」に名前をつけるという試みや、パパに理解してもらう方法などをお伝えしますのでぜひお読みください。

コクリコラボの「名もなき育児」シリーズは全4回。
第2回
第3回
第4回
※公開日までリンク無効

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

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