ママたちの子育ての理想と現実 料理・発達・仕事・お金…これがリアルな肉声 

手づくりより冷食、おしゃれはムリ… まだまだある「子育てのリアル」

写真:アフロ
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前回の記事(約9割が「理想と違う」と感じた経験あり ママたちは子育てのなにに苦労している?)では、「子育てが理想と違った」と感じたことがあるママが全体の約9割を占めた調査結果と、関連したエピソードをご紹介しました。

【前回記事】
約9割が「理想と違う」と感じた経験あり ママたちは子育てのなにに苦労している?

本記事では前回に引き続き、「実際の育児、思っていたのと違う!」エピソードの数々をご紹介します。

コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に2023年4月24日~2023年5月8日インターネット上で実施。有効回答数は203件。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

まだまだある! 「子育ての理想と現実」エピソード集

ママたちの「子育ての理想と現実」トークはまだまだ止まりません。

・食品添加物をとり続けて後悔することがあったので、子どもにはなるべくとらせないように自炊をがんばりたかったが、子どもはマック・ポテチ・コーラが大好き、という現実。

・がんばってご飯をつくっても「えー、これじゃないのがよかったなー」といわれたときのむなしさ……。もちろん「おいしい!」といってくれるときもありますが、冷凍チャーハンを出したときに「ママ、おいしいごはんつくってくれてありがとう!」といわれたときは、複雑な気分になりました。笑


筆者が、首を痛めそうになるほど何度もうなずいてしまったのがこちらのエピソード。筆者のママ友からも、同じような嘆きをよく聞きます。

食事は、ママの頑張り(理想)と子どもの好み(現実)が一致しない、わかりやすい例なのかもしれません。

・おさななじみのお母さんがいつも手づくりお菓子を出してくれてうらやましかったので、私もいつか……と理想を描いていましたが、現実では面倒すぎて、ごくごくたまのイベントでしか登場しません。

さきほどの回答とは逆に、こんな「理想と現実」に直面したママも!

・おしゃれして子どもとおでかけしてみたいが、結局は動きやすさを優先した服装を選んでしまう。

・理想のお散歩はキレイな格好をした自分とニコニコ笑う子どもが楽しそうに手をつないでいるというものだったのですが、現実は小汚い恰好をした私の手を振りほどく我が子を必死に追いかけるというものです……。

・オシャレなママでありたいと思っていたが、自分にかける時間やお金が減り、オシャレをする時間があれば、子どもたちに時間をかけることを優先している。


「おしゃれをしなくなった(できなくなった)」と回答したママの数も、相当なものでした。

時間がない、動きにくい、子どもに汚される……。ママにとって、「好きなおしゃれ」を楽しむのは、ときにハードルが高いことなのです。

・4月にフルタイムで職場復帰をしたのですが、3日登園すると必ず呼び出しがあり、1週間まともに働けてなくて、理想と現実の違いにがくぜんとしています(毎週呼び出しがあるなんて! と現実に打ちのめされています)。

「ワーママあるある」の筆頭であろう、こちらの回答。特に子どもが小さいうちは、子育てと仕事の両立について悩むママが多いでしょう。

・特別なことをせずとも普通に育ってくれればいいと思っていましたが、その普通のことですら壁にぶつかってしまうこと。具体的なエピソードでいうと、とにかく言葉が遅くて悩みました。周りの子は普通にしゃべり出すのに、うちの子はいろいろ試してもしゃべらず、つらい時期もありました。

子どもの発達スピードはそれぞれ違うもの、と頭ではわかっていても、気になってしまうのが親心ではないでしょうか。

子どもを大切に思うからこそ、「我が子の発達は遅いのでは?」「私の育てかたに原因が?」などとモンモンとしてしまうのかもしれません。

・子ども3人、大変ながらも旦那と協力して笑顔の絶えないにぎやかな家庭が理想でしたが、社会の子育てへの理解の低さ・サポート不足による精神的なつらさ・経済面などいろいろ組み合わさり、また子どもを産みたい・育てたいと思えず現実は子ども1人、周りの何人も子どもを産み育ててる家庭をうらやましく思っている現状です。

抱いていた理想に対し、さまざまな「現実」に直面して……というママからのコメントです。

「もう1人産みたい」を阻むハードルがこれだ! パパ・ママの「本音」を徹底調査でもご紹介したように、「理想どおり、子どもを複数人産み育てる」ことへのハードルがまだまだ存在するようですね。

・経済的課題が多い。子育て支援で、教育無償化は必須。

・子ども手当や医療費助成など、公的支援がなくなる大学が一番お金がかかる。未来の足かせになる奨学金は避けたいが、老後は子どもたちに頼らず孫におこづかいをあげられるおばあちゃんになる余裕はほしい。


経済的な「子育ての現実」については、公的なサポートの不足を訴えるママの声が多いのが印象的でした。

理想を追い求めすぎないのも大切

実は意外と多かったのが、

・理想は理想と捨てるのも大事。とにかく子どもが健康で楽しくできているのが一番!

・理想は見ないほうがいいと思いました。理想を追い求めると、理想と違う……となって、なんとか理想の子育てをしようと周りや子ども、自分を否定して暮らすようになって、ものすごくつらくなります。


このような、理想は理想と割り切る、あきらめる、追い求めない……という回答です。

理想と現実のギャップに悩んでしまう、つらくなってしまうときには、このような考えかたを取り入れてみてもよさそうですね。

変えられない「現実」もある ときには理想を忘れることがママ自身のためになることも

ママたちのリアルな「子育ての理想と現実」エピソードはいかがでしたでしょうか。

エピソードだけでなく、「理想は捨てる、見ない」という意見にも、筆者はとても共感しました。

今回コクリコラボでは、「『理想』に近づくために心がけていることや、取り入れていることがあれば教えてください。」というアンケートも同時に実施しました。

その回答結果もご報告していますので、ぜひご覧ください。

【関連記事】
子育てが「理想と違う」9割のママ 先輩ママが明かす本音
(2023年7月7日(金)公開予定 公開までリンク無効)

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コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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