「寝たい」「ダラダラしたい」ママが「ひとり時間」で本当にやりたいことを本音で告白

約9割のママがひとり時間を確保できずイライラした経験あり

写真:アフロ
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前回の記事では、大多数のママが自分のための「ひとり時間」を必要としており、そして実際に時間の確保もそれなりにできていそうだという調査結果をご紹介しました。

【前回記事】ママの「ひとり時間」 約95%が必要と回答! 家族にもたらす「好影響」の理由とは

その一方で、ひとり時間があっても「やりたいこと」に使えていないママたちがいることもわかりました。今回は、そのような「ママのひとり時間の理想と現実」問題に焦点を当てて、アンケートの回答結果をご紹介します。

コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に 2024年3月26日~4月8日インターネット上で実施。有効回答数は122件。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

約9割のママがひとり時間を確保できないイライラを経験

コクリコラボアンケート

ひとり時間が確保できないイライラを経験したことが「ある(よくある/たまにある)」と回答したママが86.4%。「ない(あまりない/ない)」ママの数を大きく上回りました。

ほとんどのママが、ひとり時間を確保できないイライラを経験しているのですね。

コクリコラボアンケート

続いて、1週間に1日休日があることを想定した「理想のひとり時間」と「現実のひとり時間」について質問。理想のひとり時間としてもっとも回答数が多かったのが「3~4時間」であるのに対して、現実は「1~2時間」が最多となりました。

5時間以上確保できるのが理想だと答えたママが多かった一方で、現実でその時間を確保できているママはごく少数であることも印象的です。

ひとり時間でママたちがしたいことは?

続いて、質問「ひとり時間があったら何をしたいですか?」へのママたちの回答結果をご紹介します。

・寝たい、ダラダラしていたい。

・これでもかというぐらい、寝ます。

・何もせずのんびりゴロゴロ。ホテルステイ。

・何も考えずボーッとしたい。自分のペースで買いものしたい。


寝たい、ゴロゴロしたい、ボーっとしたい、ダラダラしたい、ゆっくりしたい……。回答内でたくさん見られたこれらの言葉。ママたちはみんな休みたいんですね……。

・趣味や映画やゆっくりとショッピング、友達とランチなど。

・仕事、買いもの、運動、旅行、映画鑑賞、友達とランチ。


「友達とランチしたい」「ゆっくりショッピングがしたい」「好きな映画を見に行きたい」というような回答もたくさん集まりました。

・本を読む。運動をする。

・ブックカフェに行って、気になっていた本をかたっぱしから、心ゆくまで読みたい。

・好きなアニメを見たり、マンガを読んだり、美容関係をゆっくりしてきれいになりたい。


読書、ドラマ鑑賞、運動などはすきま時間にできなくもないことですが、やはりまとまった時間でじっくり楽しみたい、というのが本音でしょう。

・資格の勉強をしたい。

・仕事を変えるための行動。

・SNS発信、自己啓発、本を読むなど。


勉強や自己啓発に時間を使いたい、というママも。

・趣味の海釣りや、ミシンを使って子ども服を作ったりしたいです。

・思うぞんぶん楽器の練習をしたり、歌を歌う。


とにかく休みたい、ゆっくりしたい……というトーンの回答が多い中、すきま時間で手をつけるのがむずかしい趣味に時間を使いたい、というママからの回答も見られました。

・ゆっくりお茶を飲みたい。

・カフェでのんびり読書がしたい。


「カフェに行きたい」「お茶したい」と回答してくれたママも何人もいました。もしかしたら、「ゆっくり休みたい」の代名詞のようなものなのかもしれません。

・美容院に行く、ネイルに行く、酵素風呂に行く、パーソナルトレーニングに行く。

・美容系、カフェでゆっくりお茶をする、推し活。


筆者が気になったのが、「美容院に行く」という回答がとても多かったことです。状況によっては、ママは美容院に行くのもままならないのかもしれません。

また、ネイルやエステ、岩盤浴といった美容・リラクゼーション関連のやりたいことを挙げてくれたママも複数いました。

・本を読む。運動をする。ドライブしてスタバを買って景色のいいところでまったりする。

・おいしいラーメンを食べに行きたい。熱々のものを子どもを気にせずに食べたい。


・朝から晩まで映画館で見たい映画をはしごする。一人ディズニーがしたい。時間がなければ半日でもいいので、岩盤浴でゆっくりしたい。

これらのように、ふだんおさえている想いが一気にあふれ出したかのような回答も。独身のころは当たり前のようにおこなっていたことが、ママになると「手の届かない夢」のように遠く感じる……これも多くのママが経験する、子育てあるあるではないでしょうか。

座談会ではこんな体験談を話してくれたママも……。

今回のアンケートは、これまでにご紹介したようなシンプルな回答がずらりと並ぶ結果となりましたが、座談会では実際にひとり時間でやりたいことをしてみたママのリアルな体験談を聞くことができました。

一人になったらあんなこともこんなこともしたい……たとえば本屋で立ち読みしたい、カフェでだらだらしたい! とすごく思っていたのですが、実際にそれを全部やったら3日で飽きてしまって……あれ? となりました。

たまにでいい、毎日続くのは意外と自分には合わなそうだ、と気づけたのがよかったです


こう話してくれたのは、小2の娘さんを持つKさん。「実際にやってみたら短期間で飽きた」という言葉は、もしかしたらママたちの救いになるかもしれない……と感じました。やりたいのにできない……という悶々とした苦しい気持ちをもし抱えていても、少し行動に移すだけで昇華できる場合もあるのかもしれません。

ママたちはとにかく「寝たい、休みたい、ゆっくりしたい」

アンケートにたくさん寄せられた回答を見て筆者は、ママたちはとにかく、ゆっくり自分のペースで好きなことをしたいのだということ、そしてそれが実際はとても難しいのだ……ということを再確認しました。

また、やりたいこととして挙がる内容は「寝たい」「休みたい」「ダラダラしたい」といった生理的欲求ともいえるものも多く、ママたちの切羽詰まった実情がうかがえました。

次回記事では、ママたちに聞いた「ひとり時間の捻出方法」をみなさんにシェアします。

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(2024年6月26日公開)

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コクリコラボ

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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