増える「連休明け不登校」 親の5人に1人が「不登校離職」の驚きの実態 「3つのポイント」で対応を解説

不登校の子ども34万人 親の離職は5人に1人

「まさかうちの子が……」と不登校に悩む保護者の中には、お子さんに付き添うためにやむなく離職をした方も少なくありません。

いわゆる「不登校離職」です。

その割合はなんと5人に1人(オンラインフリースクール「SOZOWスクール小中等部」調べ)。

現在、不登校のお子さんは34万人もいますから、相当数の親御さんが不登校離職という現実に直面しているのでしょう。

親御さんにとっては、これまであたり前だった仕事や積み上げてきたキャリアを手放し、先の見えない不安のなかで、ただただお子さんのそばにいる日々。

社会との繫がりが薄れていく焦燥感や、経済的な負担は計り知れません。

▲学校にいけなくなると、親は子どものケアと仕事の板挟みになり、離職を選ばざるを得ないケースも。(写真:アフロ)
▲学校にいけなくなると、親は子どものケアと仕事の板挟みになり、離職を選ばざるを得ないケースも。(写真:アフロ)
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さらに、追い打ちをかけるように、これまで何気なく楽しんでいた保護者どうしの会話も「うちの子は学校に行けていないのに……」という劣等感から、参加すること自体が苦痛になってしまうこともあるでしょう。

実の親や義理の両親から「大丈夫なの?」と聞かれるだけで、自分の子育てを否定されているように感じてしまうこともあるでしょう。

そのうえ、「お前が甘やかすからでは」などと、心に突き刺す言葉を投げかけるパートナーも残念ながらいます。

誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまう親御さんの苦しみは、想像を絶するものがあります。

では、お子さんが連休明けから不登校、あるいは行きしぶりになったら、保護者はどうしたらいいのでしょうか。

これまで400人以上の不登校の当事者、親御さん、専門家の方々にお話を聞いてきたなかで「効果があった」という具体的な対応を、3つ挙げます。

「効果があった」具体的な対応

「3つのポイント」とは?
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