絵本ナビ編集長がおすすめ!「0歳・1歳・2歳が夢中になる絵本」

絵本の情報サイト「絵本ナビ」編集長の磯崎園子さんが『絵本と年齢をあれこれ考える』エッセイ第4回

絵本ナビ編集長:磯崎 園子

絵本との関わり

半分現実、つまり半分は大人の責任でもある0歳、1歳、2歳と絵本の関わり。「どの絵本を読むのか」も大事だけれど、同じくらい大切なのが「どんな風に読むのか」ということ。

読んでいる時に、彼らは自由にしているのか。自分なりの反応で楽しんでいるのか。その時間が「楽しいもの」だという感覚を残していってあげれば、色々な記憶とまざりながら、本格的な絵本の読者である3歳へとつながっていくのかもしれない。

忘れたくない人へ

ここまで書いてきて、ただひたすらに思うのは、0歳、1歳、2歳の子どもたちの愛らしさ。

その様子を想像しては表情がゆるんでしまう。そんな人はたくさんいるだろうし、成長していく我が子を喜ぶ一方で、さびしさを覚える人もいるだろう。

どの年齢も大切だけれど、この時代は特別なのだ。忘れたくない。その行動の一つ一つを目に焼き付けておきたい! 最後はそんな大人の人へ贈る絵本。

「ころんちゃん」

その頭の大きさに、油断すると……ごん! ああ、頭をぶつけちゃった。痛いよね、痛いよね。ああ、可愛い。『ころんちゃん』(まつなり まりこ・作 アリス館)で、ころんころんと転がる赤ちゃんを堪能。

「みんなあかちゃんだった」

赤ちゃん時代の様子と行動が全てつまった『みんなあかちゃんだった』(鈴木まもる・作 小峰書店・)を読みながら、その頃を振り返り、『いっさいはん』(minchi・作・絵 岩崎書店)で、ぎゅっとスポットをあてられた、1歳半という年齢の可笑しな習性を眺めながらくすっと笑う。どうだろう? 大人が思いにふけりながらじっと絵本を見ている光景は、子どもたちにも見せちゃうのがいいと思うのだ。

さあ、さて。次は3歳と絵本の話。いよいよ物語の世界の入り口に立つ年齢。どんな風に楽しんでいるのか、お楽しみに!

「いっさいはん」

※この記事は、「こどもの本」2021年5月号~2022年6月号に連載された「絵本と年齢をあれこれ考える」のWeb記事版です。
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いそざき そのこ

磯崎 園子

絵本ナビ編集長

1974年、愛知県生まれ。 絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長として、絵本ナビコンテンツページの企画制作・インタビューなどを行って...

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトで...