電車が好き、動物が好き、虫が好き、パンが好き、おばけが好き……大人の方がついていくのに必死だ。絵本だけでは収まらず、そのうちに写真絵本や図鑑へと手を伸ばし、すらすらと名前を言えるようになっていく。
その姿を見ながら、つい「この子は天才かしら」と思うのだけれど、不思議なことに数年後にはけろりと忘れてしまっていたりもする。
探索の中から見つけた答えは…
ところが、バッタもリスもうさぎもへびも、みんな逃げていってしまう。仕方がないので、池のそばでじっと座っていると、いつの間にかみんなが戻ってきてくれている。