
「娘家族と菜の花いっぱいのマザー牧場へ」1分で心があたたまるエッセイ【専門家おすすめ絵本】
5人の孫と楽しむ絵本の魅力を綴る「ばあばのまごまご絵本日記」#29
2025.03.12
絵本コーディネーター:こが ようこ

今回は、お孫さんとおでかけした菜の花いっぱいのマザー牧場のエピソードと、春の訪れを感じられる絵本のご紹介です!

「菜の花とグランピング」
大人6人、子ども5人に、犬1匹。総勢11人と1匹ですから、旅行といってもグランピング。
1日目は海を見たり、ワイワイ飲んだり食べたり。これが寒くてねえ。風も強くてねえ。でも子どもたちは関係なく走り回っています。さすがです。
2日目は子どもたちのためにマザー牧場へ。
昔何度か来たけれど、どんなところかもうすっかり忘れちゃっていた。菜の花が満開できれいだったー! 子どもたちにとっては、とにかく自由に走り回れる場所がいいみたい。そういう意味でも最高でした。
長女の子、次女の子関係なく、誰かが誰かの子どもをみて、誰かがワンコの世話をして。危ないときには、ちゃんと𠮟って。こういう関係はすごくいいなと思います。

メリーゴーラウンドや小さなジェットコースター。空中での自転車こぎ。高いところに設置された線路の上をペダルを漕ぎながら二人乗りの乗りものでグルッと一周するもの。
「あれいいなあ。乗せてあげたい。あの高い所からの景色見せてあげたい」
じいじとばあばは何回でも乗せてあげたい気分。
でもね、ぷっぷくん以下の子どもたちは、まだチャリンとコインを入れて、のっそり進むパンダやパトカーで大満足なのでした。
「ママ楽しい?」「パパ疲れてないかなあ」娘たちが時折心配げにわたしたちに声をかけます。
楽しいに決まってる! うれしいに決まってる! こんな時間を一緒に味わえて幸せだなあって心から思ったよ。
『かえるがぴょこっ』

文:すとうあさえ、絵:さとうあや/定価:1188円(税込み)/ほるぷ出版
かえるが土の中から、ぴょこっ。元気に跳ねて友だちを起こしに行くのですって。りす、かめ、ちょうちょも友だちを起こしに出かけます。春がいっぱい描かれた絵本。
24節気の「啓蟄(けいちつ)」をテーマにしています。元気のいいかえるが気に入ったぺっぺくん(1歳4ヵ月)。今年の春には本物に出会えるかな。

『語りかけ絵本 さくら』

文・絵:こがようこ/定価:1210円(税込み)/大日本図書
淡い色の桜の花びらがたくさん。並べてみたり、顔の形にしたり。最後は満開の桜です。
ぷっぷくん(2歳4ヵ月)も、絵本の桜をそっと摘まもうとしてくれましたよ。
次のエピソードは3月26日(水)配信予定です!

げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
こが ようこ
作家。絵本コーディネーター。30年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『ぺこぺこ ペコリン』(絵・くさかみなこ/講談社)、『どーこかな?』『なんのおと?』(瑞雲舎)、『いやいやいちご』(絵・たかおゆうこ/教育画書)、『おなかのなかのあかちゃんへ』(絵・くのまり/岩崎書店)、「語りかけ絵本」シリーズ(大日本図書)、「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ(絵・降矢なな/童心社)などがある。げんきで「こころを育てる絵本1・2の3」を連載。
作家。絵本コーディネーター。30年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『ぺこぺこ ペコリン』(絵・くさかみなこ/講談社)、『どーこかな?』『なんのおと?』(瑞雲舎)、『いやいやいちご』(絵・たかおゆうこ/教育画書)、『おなかのなかのあかちゃんへ』(絵・くのまり/岩崎書店)、「語りかけ絵本」シリーズ(大日本図書)、「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ(絵・降矢なな/童心社)などがある。げんきで「こころを育てる絵本1・2の3」を連載。