寝ない子どもを寝かせるコツは? 寝ない理由は? 発達心理学者が回答

こんなときどうする? 子育てQ&A#101 夜、なかなか寝なくて困っています。

教育学博士:渡辺 弥生

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「子どもって、なんでスッと寝てくれないのかしら !?」と、夜の寝かしつけに苦労しているママパパは少なくありません。

疲れていたり、少しでも自分の時間を作りたいママパパにとっては、イライラがマックスになってしまうこともあるでしょう。

発達心理学の専門家・渡辺弥生教授が子育ての悩みに答えます。

「夜、なかなか寝なくて困っています。」(3歳・女の子)

夜、なかなか寝ないときはどうすればいい?  写真/Adobe Stock

春は、早寝の習慣作りのベストシーズンかも!

そもそも、なぜ早く寝かしつける必要があるのでしょう?

早寝早起きによって、脳や体の発育、情緒の安定に欠かせないホルモンの分泌が促されることがわかっています。

夜暗くなったら眠り、明るくなったら起きるという、自然界のリズムに沿った生活は心身の健康の基本。

成長途中の子どもにとってはなおさら大切なのです。

朝の太陽の光が強くなる春は、早寝早起きの習慣作りに最適なシーズンです。

この季節を利用して、夜更かしに傾きがちな子どもの睡眠リズムを整えていってあげたいですね。
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具体的にはどう対応したらいい?

夜、スムーズに寝かせるためには、まず朝30分早く起こすことからはじめましょう。

朝の太陽を部屋に取りこむと、脳と体が活動しやすい状態になります。

朝ご飯でエネルギーを補給すれば、一日のスタートは満点。

昼寝は1時間を目安に起こします。

日中は外遊びも含めて十分に遊ばせたいですね。

そして、夜は眠りに誘う雰囲気作りをするのがポイントです。

◆夕食をきちんととらせ、寝るときにお腹がすいていないように。

◆入浴したらパジャマに着替え、絵本を読んだら布団に入るというように、寝るまでの流れを作ります。

◆寝るときは、テレビを消して部屋を暗くします。

そばについて、トントンしたり、小さな声でお話や子守歌をきかせたり、落ち着ける音楽を流してあげたりしてもいいでしょう。

子どもは、ママパパが早く寝てほしいと思うほど、それを敏感に感じて寝つきにくくなります。

最初は時間や手間がかかりますが、習慣が身につけば、その子の財産になるものです。

最近は、子どもと一緒に早寝して、朝型の生活に切り替えるママパパも増えています。

寝かしつけタイムは「一日の終わりにふさわしい親子の心地よい時間」と考えて、自分に合うスタイルで取り組んであげたいですね。

文/宇野智子 写真/Adobe Stock
※この記事は幼児誌「げんき」に掲載された記事を再構成したものです。
わたなべ やよい

渡辺 弥生

教育学博士(発達心理学、発達臨床心理学)

大阪府生まれ。1983年筑波大学卒業。同大学大学院博士課程心理学研究科で学んだ後、筑波大学、静岡大学、途中ハーバード大学客員研究員を経て、法政大学文学部心理学科教授。同大学大学院ライフスキル教育研究所所長兼務。教育学博士。専門は、発達心理学、発達臨床心理学。主な著書に『まんがでわかる発達心理学』、『11歳の身の上相談』(講談社)、『親子のためのソーシャルスキル』(サイエンス社)など。

大阪府生まれ。1983年筑波大学卒業。同大学大学院博士課程心理学研究科で学んだ後、筑波大学、静岡大学、途中ハーバード大学客員研究員を経て、法政大学文学部心理学科教授。同大学大学院ライフスキル教育研究所所長兼務。教育学博士。専門は、発達心理学、発達臨床心理学。主な著書に『まんがでわかる発達心理学』、『11歳の身の上相談』(講談社)、『親子のためのソーシャルスキル』(サイエンス社)など。

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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