うちの子のナゾ「ペタペタペタペタ…私の顔を触らないと寝ない娘」なぜ?

「うちの子のナゾ」第19回/「なぜ?」と感じる、ちょっと気になる、うちの子の不思議な行動や気質…etc.その世界の専門家に聞いてみました!

げんき編集部

“ペタペタペタペタ…私の顔を触らないと寝ない娘”

“ペタペタペタペタ……私の顔を触らないと寝ない娘”

「就寝前、必ず私の顔を触りまくってきます。手を握るなどほかのことではダメで、正直イライラしてしまいます」(1歳4ヵ月女児・20代後半)

やってみたら安心できたという成功体験の儀式化です

このお子さんの場合は親御さんの顔でしたが、就寝前に必ず胸やひじなどを触る、自分の指をしゃぶるなどの行動もあります。

人間は自分にとっていい結果を得られると、その行動を繰り返すようになります。

触っている場所に意味があるのではなく、たまたまやってみたらすごく安心できた、という成功体験が儀式化しているのだと思います。

子どもの発達心理学の専門家
渡辺 弥生先生

でも親御さんにとってはつらいですよね。

たとえば、寝る前にたっぷりとお子さんに顔を触らせてあげて、刺激を求めている部分を満たしてあげてみてはどうでしょう? 寝る前の時間は親御さんもニコニコと楽しそうに対応します。

でも、布団に入ったあとはお子さんが顔に触ってきても無反応で通します。

親御さんからのリアクションがないと子どもはつまらないと感じますから、だんだんと顔に触る行動もおさまっていくと思います。

イラスト/とやま ちさと 取材・文/久世恵美
▼ 次のエピソード

『うちの子のナゾ』は、1・2・3歳のこども雑誌『げんき』で絶賛連載中!

わたなべ やよい

渡辺 弥生

教育学博士(発達心理学、発達臨床心理学)

大阪府生まれ。1983年筑波大学卒業。同大学大学院博士課程心理学研究科で学んだ後、筑波大学、静岡大学、途中ハーバード大学客員研究員を経て、法政大学文学部心理学科教授。同大学大学院ライフスキル教育研究所所長兼務。教育学博士。専門は、発達心理学、発達臨床心理学。主な著書に『まんがでわかる発達心理学』、『11歳の身の上相談』(講談社)、『親子のためのソーシャルスキル』(サイエンス社)など。

大阪府生まれ。1983年筑波大学卒業。同大学大学院博士課程心理学研究科で学んだ後、筑波大学、静岡大学、途中ハーバード大学客員研究員を経て、法政大学文学部心理学科教授。同大学大学院ライフスキル教育研究所所長兼務。教育学博士。専門は、発達心理学、発達臨床心理学。主な著書に『まんがでわかる発達心理学』、『11歳の身の上相談』(講談社)、『親子のためのソーシャルスキル』(サイエンス社)など。

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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