恐竜大好き少年が憧れの古生物学者・小林快次先生が教授を務める「北海道大学総合博物館」へ!

古生物が大好きな中学生。大阪在住のMOVEラボ研究員・はるきが行ってきました!

さまざまな学びがあった「北海道大学総合博物館」の旅

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この冬、ずっと行きたかった北海道大学総合博物館にご縁があって行かせてもらえることになり、本当に夢のようでした。テレビの撮影で小林先生や博物館のボランティアの方々、研究室の皆さんが僕のために企画して事前に準備までしていただいて温かく迎え入れてくださって、本当に嬉しかったです。

ニッポノサウルスの全身の化石を見せていただいて、図鑑やレプリカで見たことがある骨は、すぐどこの部位かわかったのですが、実際に細かい所を完全に並び替えるとなると、完璧にはできなくて、図鑑で骨の並びを一つずつ見て覚えて、さらに全身組み合わされたレプリカを見たり、実際に合わせてみて覚えることが必要なんだなと思いました。

今まで図鑑で骨の全身を全体的に見ていたけれど、これからは一つずつ細かい並びまで見て覚えていこうと思いました。

先生の研究室で、化石をハンマーで割らせてもらったときに、小林先生に教えていただいて強く印象に残っていることがあります。それはハンマーで割ったとき、その断面をよく見ることが大事だということです。

どうしても何かの化石が入っていないかに気をとらえてしまいますが、断面は地層になっていて、どんな石が重なっているか、泥岩か砂岩かなどを見ることによって、どんな場所にあった岩かがわかる、それを調べることが大切なんだそう。どんな場所で暮らしていたのか、大昔の地球を想像しながらハンマーで割る、そう教えてもらいました。

普段は化石ボランティアの方々が集まり作業をされているそうで、その方々にもお話をお伺いしました。ぼくも大学生になったら活動に参加してハンマーの使い方をもっと練習して(最初は全然割れませんでした……)断面がすぐ見分けられるよう勉強をしたいです。

また、2回目に博物館に行ったとき、前回お世話になった大学院生に偶然会って親切に声をかけてくださって、化石のことや研究されていることをいろいろ教えてもらいました。本当に嬉しかったので、僕もこんな大学生になりたいと思いました。

ポプラ並木や学生食堂、農学部にも行きたかったのですか、博物館でかなりの時間を使ってしまったので今回はまわれませんでした。また次はもっと構内全体をまわってみたいです。

帰る前にミュージアムカフェぽらすで食べた牛乳ソフトクリームが、今まで食べたことのないぐらい牛乳の味が濃くて美味しすぎて驚きました。是非食べてみてください。
美味しすぎた牛乳ソフトクリーム。

取材・文・写真提供/MOVEラボ研究員・横井 晴輝

【参考資料】
「北大総合博物館のすごい標本」(北海道大学総合博物館編)  
「北大キャンパスガイド」(北海道大学出版会)


『北海道大学総合博物館』
場所:札幌市北区北10条西8丁目 北海道大学構内
入館:無料
公式サイト:https://www.museum.hokudai.ac.jp/
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