しかし、雪男らしき影を発見すると同時に洋子は足を滑らせてしまう。まず洋子を助けた秀男は、彼女をその場に残して雪男の写真を急いで撮りに向かう。しかし、洋子の視界から吹雪で秀男が見えなくなると同時に、彼の悲鳴が聞こえたのだった。
山に入ろうとする郷たち。しかし、雪男を恐れる地元住民たちから反対され、話の流れで保護された洋子のボディーガードをすることになってしまう。疲弊して眠っている洋子に付き添う郷と岸田だったが、突然洋子が悲鳴をあげる。窓の外に雪男がいたというのだ。郷たちが調べると、窓が不自然な凍り方をしている。そのとき、行方不明になっていた秀男が現れた。
秀男は、あれだけ熱心に探していた雪男の存在をなぜか否定。雪男生存説の論文執筆も中止し、東京に戻ると言い出す。だが、洋子の体力がまだ回復しておらず、休養が必要だと聞いた秀男は、ひとりで東京に帰ってしまう。そんな秀男の後を追う郷の目に一瞬映ったのは、人間のものとは思えない謎の影だった。