8月31日 ウルトラマンコスモス 人類が宇宙人の侵略兵器を戦力にする

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月31日(2002年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月31日」(2002年)。
ヘルズキング改と戦うウルトラマンコスモス エクリプスモード  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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2001年7月7日より放送が開始された『ウルトラマンコスモス』。心優しき青年・春野ムサシは、怪獣をむやみに殺さず保護するという目標を掲げるチームEYES(アイズ)に入隊。ムサシは子どものころに出会ったウルトラマンコスモスと再会し、一心同体となって怪獣と人間の共存という理想のために戦う。

以前、地球侵略のためベリル星人によって地上に出現した、侵略変形メカ ヘルズキング。防衛軍は、ヘルズキングを密かに回収しヘルズキング改に改修。カオスヘッダーに対抗するための兵器にしようとしていた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ヘルズキングは回収されていた

2002年8月31日は『ウルトラマンコスモス』第61話「禁断の兵器」が放送された日です。カオスウルトラマンカラミティに苦戦を強いられるウルトラマンコスモスやチームEYESだったが、ドイガキ・コウジ隊員やSRC科学分析センターのスタッフは、カオスヘッダーに対抗する「カオスキメラ」の合成に成功。カオスウルトラマンカラミティを退けることに成功する。

だが、カオスキメラにはまだ未知の部分が多く、培養し増やすことができなかった。ドイガキ隊員たちは、カオスキメラの研究を続ける。そんなある日、EYESはカオスヘッダーが苦手とする、「ソアッグ鉱石」を防衛軍の秘密研究所に輸送するという任務を受ける。なんでも、防衛軍が開発した対カオスヘッダー兵器に使用するらしい。

ムサシ、ヒウラ・ハルミツキャップ、フブキ・ケイスケ隊員は秘密研究所に向かい、ソアッグ鉱石を渡す。しかし、そこでムサシたちが見たのは、以前地球侵略に利用されたロボット怪獣・ヘルズキングだった。コスモスに弱点を撃ち抜かれ敗北したヘルズキングを、防衛軍は密かに回収していたのだ。そして、カオスヘッダーから地球を守るための兵器として、さらなるパワーアップを施していた。ヘルズキング改として生まれかわったそのメカは、ソアッグ反応炉を搭載。物質を分子レベルまで分解する「ソアッグビーム」の発射が可能になり、対カオスヘッダー兵器として完成したのだった。
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