あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月10日」(2021年)。
火星で植物を研究しながら、平和に暮らすマナカ ケンゴ。しかし、ある日、火星に闇の巨人・カルミラと怪獣が出現。ケンゴはシズマ財団会長のシズマ ミツクニから、GUTSスパークレンスとGUTSハイパーキーを託され、ウルトラマントリガーに変身を果たす。
火星に闇の巨人と怪獣が出現
ケンゴは火星の土壌で植物を根付かせる研究をしていたが、「ルルイエ」と名づけた新種の1株を除き、なかなかうまくいかない。そこで、同じくシズマ財団で遺跡の研究をしている母に頼み、遺跡の土をもらえないかと思いつく。母親を見つけたケンゴだったが、彼女はシズマ財団会長のシズマ ミツクニと話をしている。ケンゴはふたりのあとをついていくと、そこは母が研究している遺跡で、剣のような形をした巨大な物体があった。シズマ会長たちの話によると、これは3000万年前に存在した、超古代文明のものと推測されるらしい。
すると、火星に怪獣・ゴルバーが出現したという警報が発せられた。ゴルバーは、遺跡のあるドームを攻撃。ケンゴたちのすぐ目の前に迫ってくる。シズマ会長は、地球平和同盟TPU内に新設されたチームであるGUTS-SELECTの装備・GUTSスパークレンスを取り出すと、ゴモラキーを装塡。銃撃を行い、ゴルバーを退けた。
ゴルバーの攻撃により遺跡が崩れ、中にいた人々は怪我をしてしまう。自分の無力さを感じるケンゴだったが、彼の前に、夢の中で見た少女が姿を現す。さらに、「みんなを笑顔にしたい」というケンゴの言葉を聞いたシズマ会長は、ケンゴにGUTS-SELECTの装備を託した。戦う決意を固めたケンゴ。すると、地中に身を潜めていたゴルバーが姿を現した。ケンゴはゴルバーに立ち向かおうとするも、突如足元に光の穴が出現し、遺跡の最深部に落ちてしまう。