あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月19日」(1968年)。
人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。
地球防衛軍基地周辺で、人間が突然車の前に飛び出す奇妙な事件が多発。しかも飛び込んだ人間は、みなすでに死んでいた。何者かが、死者を蘇生させて操っているのだ。そしてある夜、収容された遺体から霊が抜け出し、世界中の防衛軍秘密基地の情報が収められたマイクロフィルムを持ち出そうとする。
死者が蘇生する!?
急いでその男を医務室に連れていくフルハシたち。そこには別の男がおり、同じく突然車の前に飛び出してきたらしい。すると、それまで意識のなかったフルハシたちが連れてきた男が、突如襲いかかってきた。アマギはショックガンでおとなしくさせるも、男はすでに死んでいたことが判明する。
メディカルセンターには、9人が謎の交通事故により搬入されていた。被害者たちはみな身元を確認するものを所持しておらず、なぜかホルマリンの匂いがする。調査の結果、男たちはすでに死亡し、解剖の教材用に使用される予定の遺体だった。何者かが、病院から遺体を盗み利用したのだ。