9月19日 ザ☆ウルトラマン 砂漠の地下遺跡で待ち受けていたのは毒花怪獣デスバランだった!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」9月19日(1979年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月19日」(1979年)。
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デスバランと戦うウルトラマンジョーニアス  ©円谷プロ
『ザ☆ウルトラマン』は、ウルトラマンシリーズ初のテレビアニメーション作品として1979年4月4日より放送が開始された。科学警備隊のヒカリ超一郎隊員は、ウルトラの星・U40からやってきたウルトラマンジョーニアスと一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。アニメーション制作は日本サンライズ(現・サンライズ、バンダイナムコフィルムワークス)が担当し、著名なクリエーターが多数参加している。

アフリカの砂漠地帯で、黄色い風が吹き荒れるたびに男たちが行方不明になる事件が続発。科学警備隊は調査に向かった。しかし、緑色の液体の匂いを吸ったヒカリは何かに取り憑かれたように朦朧としながら姿を消してしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

アフリカへやってきた科学警備隊に危機が迫る!

1979年9月19日は『ザ☆ウルトラマン』第25話「悪魔の花園」が放送された日です。「黄色い風が吹き荒れると、男たちがどこかに消える」という奇妙な事件が相次ぎ、地球防衛軍アフリカゾーンから緊急応援依頼を受けた科学警備隊は調査に向かった。アキヤマキャップによると、アフリカの砂漠のどこかに謎の宮殿があるという噂があり、男たちはまるで現代のアラビアンナイトのような場所に導かれたのかもしれないというのだ。一方、科学警備隊がアフリカの調査に向かう道中で、黄色い風を浴びながら地球防衛軍に確保され、精密検査をうけていた男性についての報告が上がってくる。男性は毒薬の一種に冒されて、神経が異常な痙攣をおこしていたのだ。

現地に到着した科学警備隊は、地球防衛軍と連携して調査を開始するが、黄色い風に関する物質の手がかりは見つからなかった。その後、黄色い風の被害にあった街々の中心に発生源があると考えた科学警備隊は、そちらに向かう。その道中で発見した、まるでミイラのような風貌で彷徨う男性に駆け寄るヒカリ、ムツミ隊員、マルメ隊員。しかし男性は倒れたかと思うと、突然ムツミの足を摑む。男性の手は緑色の粘着質の液体で濡れており、それを危険に感じたヒカリは、ハンカチでムツミのブーツから液体を拭き取った。

黄色い風が迫ってくるなかで、急いでスーパーマードック号に戻ろうとするヒカリたちだったが、突如の突風で、粘液がついたハンカチがヒカリの顔に当たってしまう。すると、ヒカリは突然朦朧とした表情になり、黄色い風の中に消えてしまったのだった。ヒカリを連れ戻そうとするも叶わず、スーパーマードック号に退避するムツミたち。その後、トベ隊員が緑色の粘液を調査した結果、それが血液だということがわかる。さらに、黄色い風に含まれる粉と緑色の血液には同じ成分が含まれていることが判明。黄色い粉が体内に入ったことで人間の血が緑色に変わってしまったのだ。
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