
チルソナイトスピア投入!
ゲバルガに敗北を期してしまったウルトラマンブレーザー、そしてSKaRD。ゲバルガは市街地に現れたのち、体を丸めて一時活動を停止するも、取りついた通信施設を中心にネットワーク汚染を拡大して、電子機器を使用不能に陥れ、さまざまなインフラを麻痺させてしまう。
一方、SKaRDはゲバルガが腹部の口のような部分から電磁場を作り出していることを突き止める。ゲバルガは、放電により3万℃を超える電磁エネルギーによるバリアを展開するが、以前飛来したガラモンの破片を回収して開発したチルソナイトスピアならそれを突破できると考えられた。
そのチルソナイトスピアの射出は、防衛隊が開発していたメガショットを応用したものをアースガロン用に改修して行うことが決定、SKaRDは他の部隊や部署と連携して作戦準備を行うことになる。不自然なくらいスムーズに段取りが進んでいることに疑問を持つアオベ エミ隊員。SKaRDを設立したハルノ レツ参謀長はゲバルガに敗走したゲントたちを厳しく𠮟責したが、同時に次の作戦が進められるよう、根回しもしていたのだ。
作戦の準備が完了し、指揮所を出ようとするゲントだったが、ひとつだけ懸念があった。少し前から、一体化しているブレーザーがゲントの考えに反して行動し、ゲバルガとの戦いでも「戦い続けたい」というゲントの意思に反してブレーザーは撤退してしまった。今回はブレーザーにイレギュラーな行動を起こさせないため、ゲントは変身に必要なブレーザーストーンをロッカーに残し、作戦に出発したのだった。