
ブレーザーの行動の理由
爆弾の取り付け作業の中で、旧知の隊員と話していたゲントは3年前のある任務を思い出す。岐阜にある施設での任務の最中、ゲントは逃げ遅れた人を探すためにひとりで施設の奥に向かう。すると突然大きな光が発せられた。逃げ遅れた人がいるかもしれないと思ったゲントは、その光の中に手を伸ばしたのだった。
その後、爆弾の設置が完了し、作戦が開始される。爆発に驚いて活動を再開するゲバルガは、SKaRDの指揮車・SKaRD MOPに誘導されて狙撃ポイントに向かい始める。そして、放電攻撃を行おうと腹部をあらわにした瞬間を狙いアースガロンはゲバルガにチルソナイトスピアを射出、腹部の発生器官にみごと命中させる。

©円谷プロ PHOTO/講談社
ブレーザーは戦いの中で常に生命を守ることを優先して行動していたのだ。そして、前回のゲバルガとの戦闘を中断したのは、ゲントの命を守るためだった。そしてさらに、3年前ゲントが光の中で摑んだ手は、ブレーザーだったのだ。
ブレーザーの考えを理解したゲントが変身の決意を固めると、ブレーザーストーンがロッカーを破壊して飛来、ゲントはそれを摑みブレーザーに変身を果たす。ゲバルガと再戦するブレーザーが、その腹部に突き刺さったチルソナイトスピアを摑むと、ゲントのもとにガラモンストーンが出現。
ゲントがそれをブレーザーブレスに装填すると、チルソナイトスピアはブレーザーの専用武器・チルソナイトソードに形を変えた。ブレーザーはチルソナイトソードによるオーバーロード雷鳴斬で、ついにゲバルガを撃破したのだった。