あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月29日」(2017年)。
リクが買った自転車が、女性に盗まれてしまう。その女性は、地球の文明を気に入り、侵略を思いとどまったピット星人のトリィ=ティプだった。一方、異星人の犯罪を捜査するAIBの一員であり、リクの幼なじみの愛崎モアも、先輩のシャドー星人 ゼナと調査を開始していた。
買ったばかりの自転車が盗まれる!
怪しい植物は、栽培が禁止されている「宇宙植物ルグス」だった。ルグスは、強力な催眠効果を持つ花粉を噴射する性質を持つ植物だ。しかし、モアはうっかりルグスに触れてしまい、花粉で眠ってしまった。ゼナは、ひとりで宇宙人とルグス、そして眠ったモアを連れてAIBの基地に戻る。その後、彼らはトリィ=ティプというピット星人が事故を起こして逃走しているという連絡を受け、現場に向かう。
一方、リクは、星雲荘で共同生活を送ることになった鳥羽ライハとお金を出しあい、買い出し用の自転車を買いに行った。しかし、リクは自分の気に入ったカゴのない自転車を買ってしまい、ライハに怒られる。すると、謎の女性が現れ、リクの自転車を奪い去ってしまった。
リクは女性の前に立ち塞がり、自転車を取り返そうとするが、女性は腕から光の刃を出現させ、リクを怯ませて逃走する。そこに、モアとゼナがやってきた。モアは、リクの幼なじみなのだ。しかし、AIBの仕事を市民に話すことができないモアは、リクに自分は生命保険の営業の仕事をしていると話しており、事故と保険を無理やりにつなげて、リクの自転車を奪った女性である、トリィ=ティプの追跡を、リクに手伝わせる。