あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月11日」(1998年)。
金星の環境を改造し、人間が住めるようにするプロジェクトが進められていた。しかし、環境を改善するための人工バクテリア「アイスビーナス」の培養器からの連絡が途絶えてしまう。スーパーGUTSは、研究者のマーク浅川博士と共に金星に降り立つ。
金星に降り立つスーパーGUTS
しかし、クラーコフは謎の巨大生物に襲撃されてしまう。金星に生物は、いないはずだ。クラーコフは迎撃しようとするが、金星の大気圧によってレーザーは照準が合わず、追尾式ミサイルは押しつぶされてしまう。戦う手段のないスーパーGUTSは、金星の大気圏を離脱して、宇宙に退避した。
なんとか巨大生物を振り切ったスーパーGUTSであったが、クラーコフの各部は損傷しており、再度金星に降り立つことはできない。浅川博士は、ここで実験データを回収しなければ、これまでの研究が無駄になってしまうため何か方法がないかと訴える。すると、アスカはガッツイーグルで金星に向かうことを提案する。
メンバーたちはその危険な作戦に反対するが、「どんな危険にも立ち向かっていくのが、ネオフロンティアスピリッツだ」というアスカの言葉を受け、作戦決行を決意する。アルファS号、β号、γ号で再度、金星に降り立つスーパーGUTS。しかし、培養器は何者かに破壊されていた。さらに、先程の巨大生物からアイスビーナスの識別信号が発信される。アスカたちは攻撃するが、やはり大気圧の影響で攻撃は命中しない。