あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月18日」(1980年)。
「ハカセ」の愛称で呼ばれる、猛の生徒である上野博士(ひろし)少年。ある日ハカセはオランダから転校してきたミリーという少女と仲良くなるが、彼女は怪獣ゴラを使って地球侵略を企む、ビブロス星人だった。
謎の隕石と転校生
すると、ハカセが姿を現した。ノコノコやってきたハカセを驚かしてやろうと準備をする女子たちだったが、彼女たちよりも先に見知らぬ少女がハカセに声をかける。その少女・ミリーはこの街に初めて来たといい、おいしいアイスクリーム屋さんがないか案内してくれないかと頼んできた。ハカセは了承し、ミリーを連れて街に向かうのだった。
その夜、自宅で作業をしていた猛のもとに、突如怪しい女の笑い声が響くと、光線による攻撃を受ける。猛はそれを回避し大事には至らなかったが、敵の正体は不明のままだった。そして翌日、猛のクラスに転校生がやってくる。それは昨日ハカセがデートをしたミリーだった。彼女はアメリカ人と日本人のハーフで、オランダから引っ越してきたらしい。