6月18日 ウルトラマン80 転校生の少女は怪獣ゴラを操る宇宙人だった!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月18日(1980年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月18日」(1980年)。
ゴラと戦うウルトラマン80  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1980年4月2日より放送が開始された『ウルトラマン80』。中学校の教師であり、地球防衛軍の怪獣・怪事件の対策チームUGMの隊員でもある矢的 猛がウルトラマン80に変身。人間の憎しみや悲しみといったマイナスエネルギーが生み出す怪獣に立ちむかう。

「ハカセ」の愛称で呼ばれる、猛の生徒である上野博士(ひろし)少年。ある日ハカセはオランダから転校してきたミリーという少女と仲良くなるが、彼女は怪獣ゴラを使って地球侵略を企む、ビブロス星人だった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

謎の隕石と転校生

1980年6月18日は『ウルトラマン80』第12話「美しい転校生」が放送された日です。浅田山に謎の物体が落下。UGMは現場に調査に赴くが、物体は隕石だと思われ、地表に落ちる前に燃え尽きたか、浅田山の火口に落下したと考えられた。一方、1年E組のハカセは下駄箱に入っていたラブレターに呼び出され、公園に向かっていた。しかし、その手紙はクラスの女子たちによるイタズラだった。ハカセがくるかこないかでアイスクリームを賭け、やってきたハカセを驚かせるためのマスクを準備して待機する女子生徒たち。

すると、ハカセが姿を現した。ノコノコやってきたハカセを驚かしてやろうと準備をする女子たちだったが、彼女たちよりも先に見知らぬ少女がハカセに声をかける。その少女・ミリーはこの街に初めて来たといい、おいしいアイスクリーム屋さんがないか案内してくれないかと頼んできた。ハカセは了承し、ミリーを連れて街に向かうのだった。

その夜、自宅で作業をしていた猛のもとに、突如怪しい女の笑い声が響くと、光線による攻撃を受ける。猛はそれを回避し大事には至らなかったが、敵の正体は不明のままだった。そして翌日、猛のクラスに転校生がやってくる。それは昨日ハカセがデートをしたミリーだった。彼女はアメリカ人と日本人のハーフで、オランダから引っ越してきたらしい。
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