8月2日 ウルトラマンレオ 若い女性の生き血を求める狼男が出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月2日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月2日」(1974年)。
ウルフ星人と戦うウルトラマンレオ  ©円谷プロ
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1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人。得意の格闘技で宇宙の平和をまもる。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でも、ファンの間で語り草になっている。

人間の血を吸うウルフ星人により、夜な夜な若い女性が襲撃されていた。そんなある日、ゲンの職場の同僚である野村 猛の幼なじみが、ウルフ星人に乗り移られてしまう。人を襲う怪物になった彼女に、猛は……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

冴子がウルフ星人に乗り移られる

1974年8月2日は『ウルトラマンレオ』第17話「見よ!ウルトラ怪奇シリーズ 狼男の花嫁」が放送された日です。ゲンとともに城南スポーツクラブで勤務する野村 猛には、霧島冴子という幼なじみがいた。冴子は体操の選手であり、「風車」と命名した空中で1回転する技を次の大会までに完成させようと練習に励んでいる。一方、最近街では若い女性が一滴残らず血を吸われて殺されるという事件が続発していた。そして、この日も新たな犠牲者が発見される。ダンは、状況から犯人がウルフ星人だと推測。ウルフ星人は普段は人間の姿をしているが、血に飢えると本来の姿に戻ってしまう特性を持っていた。

ゲンたちMACは、遅くまで練習をしている冴子たちのもとを訪れた。夜間の外出は控えるよう通達されていたが、大会のために練習をしたいと言う冴子たち。すると、奇妙な鳴き声が響き、ゲンは人間大のウルフ星人を発見。マックガンが命中し敵は負傷するも逃げられてしまう。そしてその後、帰宅した冴子はウルフ星人に襲われ、乗り移られてしまった。そして、その様子を冴子の母親は目撃していたのだった。

母親は動揺するが、冴子はすぐに意識を回復し、自分は大丈夫だから騒がないようにと母親に話す。そして、「自分は狼男のお嫁さんになった」と語ったのだった。翌日、ゲンたちMACはウルフ星人を発見。敵は、体操クラブの女子学生を襲っていた。ウルフ星人は跳躍して空中で体を回転。それは、冴子の練習していた風車にそっくりな動きであった……。
次のページへ 冴子がウルフ星人だと信じることができない猛
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