4月30日 ウルトラマンネクサス バンピーラ出現! 溝呂木が生きていた!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月30日(2005年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月30日」(2005年)。
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バンピーラと戦うウルトラマンネクサス ジュネッスブルー  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2004年10月2日から放送が開始された『ウルトラマンネクサス』では、地球解放機構TLT(ティルト)日本支部のスペースビーストを撃退する戦略特殊任務班ナイトレイダーに所属する孤門一輝(こもん かずき)を中心に据えつつ、ウルトラマンに変身するデュナミスト(適能者)が複数登場。ウルトラマンの力が代替わりし、受け継がれていく構成となっている。トラウマ級のハードなストーリー展開も特徴だ。

第14話「悪魔 -メフィスト-」で、溝呂木眞也の被害にあってしまった山邑一家。両親は殺害されビーストヒューマンとなり、長男の薫、長女の理子は両親に命を狙われてしまう。さらに、理子はスペースビースト・ノスフェルに捕らえられ、孤門はそれを知らずにノスフェルを攻撃。奇跡的に理子は助かるも、孤門は薫から激しく責められてしまう。その後、理子たちはMP(メモリーポリス)に記憶を消去され、その後は平穏に暮らしていた。しかし今回、彼女たちは再びスペースビースト事件に巻き込まれてしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

記憶をなくした溝呂木が現れる

2005年4月30日は『ウルトラマンネクサス』第29話「幽声 -コーリング-」が放送された日です。山中のキャンプ場で人間が失踪するという事件が発生。スペースビーストによる事件の可能性が浮上しナイトレイダーは報告を受けるが、事件現場は毎回霧に覆われ、ビースト振動波が検知されなかったことから確証は得られなかった。そんななか、姫矢 准との決戦以降、姫矢と同様に姿を消していた暗黒適能者の溝呂木眞也が事件の発生した山中で発見されるが、逃げられてしまう。

ノスフェルの事件に巻き込まれ、保護された理子は、野々宮瑞生がMPに配属されて初めてスペースビーストの記憶を消した人間だった。しかし、何らかの理由により理子は事件の記憶ではなく、自分の名前を含めた事件以前の記憶をなくし、逆に事件の記憶は覚えていたままという異常な状態に陥っていた。理子は現在兄の薫と共に、この山の近くで暮らしていた。その日、理子は何かを感じ取り神社の境内に向かうと、そこにはこれまでの記憶をなくした溝呂木が、身をひそめていたのだった。

自分の身に降りかかった不幸の元凶が溝呂木であることを知らない理子は、溝呂木に手を差し伸べ、共に行動するようになる。一方、その山にはスペースビーストを調査しにナイトレイダーが訪れていた。霧が立ち込め、スペースビースト・バンピーラと遭遇する孤門。和倉英輔隊長と合流し、クロムチェスターに搭乗して攻撃を行おうとするが、そこで溝呂木と理子に遭遇し孤門は驚愕する。
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