7月28日 ウルトラセブン ダンがロボットが人間を支配する惑星に迷い込む!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月28日(1968年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月28日」(1968年)。
第四惑星のロケット発射施設を破壊しに向かうウルトラセブン  ©円谷プロ
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1967年10月1日より放送が開始された『ウルトラセブン』。怪獣が自然災害に近い存在であることが多かった前作『ウルトラマン』に対し、本作は明確な侵略の意図を持った宇宙人が複数登場。多くの怪獣が、宇宙人の兵器として登場するのも特徴だ。

人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。


防衛軍が開発した、全自動制御の宇宙ロケット「スコーピオン号」の試験飛行が実施された。任務に就いたダンとソガ隊員はスコーピオン号に乗り込み、計器航行に切り替えて長期睡眠テストを開始。しかし30日後彼らが目を覚ますと、機体は地上に着陸していた。そこは、ロボットが人間を支配する、第四惑星だったのだ。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

スコーピオン号で地球を出発したダンたち

1968年7月28日は『ウルトラセブン』第43話「第四惑星の悪夢」が放送された日です。防衛軍が開発した、宇宙ロケット「スコーピオン号」。この銀河系のどこまでもいける高性能ロケットは、状況や航路を地球に送信し、自動で航行するシステムを搭載している。搭乗しているパイロットたちは、何もする必要がないのだ。

そして、スコーピオン号のテスト飛行にはダンとソガ隊員が選ばれていた。ダンたちは予定どおり地球を飛び立つと、自動航行に切り替える。そして、操縦をコンピューターに任せ、搭乗員は長期睡眠をとるというテストを開始する。しかし、ダンたちが眠っている間にスコーピオン号は航路を外れてしまう。地球に残ったキリヤマ隊長たちは何もできず、どこかに向かっていくスコーピオン号をただ見守ることしかできないのであった。

30日後、ダンたちが目を覚ますと、そこは地上だった。外には空気があり、何かのトラブルにより地球防衛軍に回収されたのだろうと考えるダンたち。しかし、本部との通信ができない。ダンたちは外に出て近くを散策。そこで数名の人々に話しかけようとするが、みんなダンたちから逃げるように去ってしまう。

すると、ダンたちは車に轢かれそうになっていた少年と遭遇。少年を介抱し、通りがかりの武装した警官にそのことを訴える。しかし、警官は「人間が避ければいい」と言って、少年に鞭を打つ。そして、ダンたちを逮捕するといい、銃を突きつけてどこかに連れていった。
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