11月2日 ウルトラマンタロウ マシュラの毒素で人々がキノコ人間に!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月2日(1973年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月2日」(1973年)。
マシュラと戦うウルトラマンタロウ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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1973年4月6日より放送が開始された『ウルトラマンタロウ』。ウルトラの父と、ウルトラの母の実子であるウルトラマンタロウは、宇宙科学警備隊ZAT(ザット)の隊員である東 光太郎と一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。

街に巨大キノコが現れ、退治された。しかし、そのキノコの生き残りが大介少年に寄生。さらに、エキスをばら撒き、人々をキノコ人間にしようとする。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

巨大なキノコが出現

突如現れた、巨大なキノコ  ©円谷プロ
1973年11月2日は『ウルトラマンタロウ』第31話「あぶない!噓つき毒きのこ」が放送された日です。東京の中心に、突如巨大なキノコが出現。ZATは出撃し薬品で巨大キノコを駆除しようとするが、巨大キノコは吸い込んだ薬品を強力な毒に変化させ、撒き散らしてしまう。光太郎はウルトラマンタロウに変身。火炎放射を行い、巨大キノコを焼却したのだった。

後日、白鳥健一少年のクラスメイトの大介は、普段は30点しか取れない理科のテストで80点を獲得。大喜びで帰宅し、母親に報告しようとする。しかし、帰宅すると「パートで帰りが遅くなる」という、母親からの置き手紙が残されていた。落ち込んだ大介が公園で時間をつぶしていると、そこへ光太郎と南原隊員がやってくる。

大介の家庭はあまり裕福ではなかったが、母親は家族でぜいたくな暮らしを楽しむため、無理なパート漬けの日々を過ごしていた。一流レストランで食事をするより、家族みんなで家でご飯を食べたいと思う大介。しかし、母親はその気持ちを理解してくれない。事情を知った光太郎は、大介の気分を変えるために植物と会話ができる、試作型の「植物トランシーバー」を渡す。光太郎たちと別れた大介は、植物たちとの会話を楽しんだ。すると、地中から水を求める声がしていることに気づく。
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