8月24日 ウルトラマンタロウ 巨大なセミの怪獣が現れる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月24日(1973年)

テレビマガジン編集部

ニュータウンの地下には巨大な蟬がいた!

正一によると、7年前、武蔵野の林が広がるこの土地に蟬が卵を産んだ。しかし、ニュータウン建設により地面がコンクリートで舗装されたため、成長した蟬が外に出られなくなったというのだ。光太郎は、昨日マンホールの中から聞こえた蟬の鳴き声を思い出す。いずれにせよ、地下には何かいるようだ。荒垣副隊長は「ひっぺがし作戦」を決行。ニュータウンのコンクリートをひっぺがすと、巨大な蟬の蛹が現れる。そして、その蛹から脱皮し、キングゼミラが姿を現した。
地面をひっぺがすと、そこには巨大な蟬の蛹がいた!  ©円谷プロ
ZATはキングゼミラを攻撃しようとするが、1週間しか生きられないキングゼミラを殺さないでほしいと正一に制止される。光太郎は、キングゼミラを網にかけ、そっとしておくことを提案。荒垣副隊長はそれを了承し、「ネット作戦」でキングゼミラを網にかけた。

その夜、光太郎と上野隊員は見張りをすることになる。キングゼミラは暴れることはなかったが、その鳴き声は凄まじく、近隣住民からクレームが入ってしまう。そして、怒った住民たちは、キングゼミラのいる網に火を放ってしまった。それにより、キングゼミラは脱走。姿を消した。

その後、キングゼミラは東京タワーにとまった。それにより、テレビなど東京タワーを使用した電波が異常をきたしてしまう。さらに、警官に銃で撃たれたキングゼミラは怒って街を破壊しはじめてしまった。光太郎はウルトラマンタロウに変身。戦闘を開始する。しかしそこに正一が現れ、キングゼミラを殺さないでと訴える。タロウはキングゼミラを持ち上げ宇宙に運ぶと、キングゼミラは「宇宙ゼミ」となって去っていったのだった。

蟬怪獣 キングゼミラ

口吻から炎を吐く  ©円谷プロ
【ウルトラ怪獣事典】
蟬怪獣 キングゼミラ

身長/45メートル
体重/2万8000トン

ニュータウンの地下で卵から孵化し成長。地震を起こして地上に出現した。悪意はないが、鳴き声は騒音となり人々を怒らせてしまう。

登場エピソード:『ウルトラマンタロウ』第21話「東京ニュータウン沈没」(1973年8月24日放送)
脚本:田口成光/特殊技術:山際永三/監督:山本正孝

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
TSUBURAYA IMAGINATION
『ウルトラマンレグロス』2023年5月23日(火)より国内独占配信開始!
https://m-78.jp/news/post-6720

8月24日は巨大な蟬の怪獣が出現した日

8月24日は、東京の地中から巨大な蟬が出現したエピソードの日。宇宙に連れていかれ、「宇宙ゼミ」となったキングゼミラ。宇宙に出たことで短い寿命を克服したのか、詳細は一切不明ですが、キングゼミラは今でも夏になると、宇宙の彼方で鳴いているといわれています。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2023』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。