あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月24日」(1973年)。
東京のニュータウンで異常振動が観測される。それは、巨大な蟬の怪獣・キングゼミラによるものだった。1週間しか生きられないキングゼミラを殺すのは可哀想だと考えたZATは、攻撃を中断。しかし、キングゼミラの鳴き声は凄まじい騒音で、怒ったニュータウンの人々がキングゼミラを燃やそうとしてしまう。
謎の地盤沈下が発生
蟬の鳴き声は、少年の持っている虫かごから聞こえてきたのだと思った光太郎。その少年は、転校してしまった健一の友人である、正一だった。クラス一の昆虫博士だという正一。しかし、虫かごにいる蟬はスーパーで買ってきたものだと聞き、光太郎は複雑な気持ちに。結局、健一にねだられた光太郎はスーパーで蟬を買ったのだった。
翌日、正一の住む団地がある、東京のニュータウンで異常振動が発生。ZATは出動する。現場では地盤が沈下し、大パニックになっていた。そこで、光太郎は正一の母親と遭遇。正一が蟬を連れてくると言い残して、団地に戻ってしまったらしい。光太郎は正一を発見し、地中に落ち込んだ団地からともに脱出。そこで正一は巨大な蟬の幼虫を目撃した。