10月5日 ウルトラマンティガ シーリザー出現! 現場で指揮を取るムナカタリーダーの奮闘!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」10月5日(1996年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月5日」(1996年)。
腐っているのに生きている? シーリザーと戦うウルトラマンティガ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

北川市の海岸に怪獣の死骸が漂着。しかし、その怪獣・シーリザーが突如動き出した。攻撃を体に吸収するシーリザーを倒すため、前線で指揮を執るムナカタ・セイイチリーダーはさまざまな作戦を立案、怪獣を倒すために奮闘する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

漂着した怪獣の死骸の始末もGUTSの仕事!?

1996年10月5日は『ウルトラマンティガ』第5話「怪獣が出てきた日」が放送された日です。バーでミルクを飲み、時間を過ごすムナカタリーダーに、ひとりの男性が話しかけてくる。その男性、オノダ・タケヒコは実はジャーナリストであり、情報を得るためにムナカタリーダーに接近してきたのだ。そのとき、バーにあるテレビから北川市の海岸に怪獣の死骸が漂着したというニュースが流れる。それを見たムナカタリーダーはすぐさま仕事モードに。オノダがわずかに目を離した隙にバーを後にするのだった。

怪獣が漂着した海岸には、すさまじい異臭が漂っていた。GUTSは怪獣の細胞サンプルの採取を開始すると同時に死骸の対処を検討するが、悪臭を嫌がる地元住民の要望ですぐに焼却処分されることが決まる。イルマ・メグミ隊長は、ヤナセ・レナ隊員にアルチハンドを搭載したガッツウイング2号で死骸を持ち上げ、移動させる作戦を指示。ダイゴのガッツウイング1号もサポートに向かわせる。

アンカーを死骸に突き刺し、引き上げを開始するガッツウイング2号。しかし死骸は非常に脆く、アンカーの刺さった周辺がちぎれて落下してしまうと、怪獣の死骸は突然立ち上がる! 液化天然ガスのコンビナートに向かって直進する怪獣・シーリザーに対し、現場で指揮を執るムナカタリーダーはダイゴとシンジョウ・テツオ隊員にその進行方向を変えるよう指示をする。しかし、ダイゴたちが撃ち込んだミサイルは敵の体に命中するも、そのまま体内に取り込まれてしまう。
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