8月18日 セブンVS.セブン!? ニセのウルトラセブンが出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月18日(1968年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月18日」(1968年)。
ニセ・ウルトラセブン(左)と戦うウルトラセブン(右)  ©円谷プロ
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1967年10月1日より放送が開始された『ウルトラセブン』。怪獣が自然災害に近い存在であることが多かった前作『ウルトラマン』に対し、本作は明確な侵略の意図を持った宇宙人が複数登場。多くの怪獣が、宇宙人の兵器として登場するのも特徴だ。

人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。


伊良湖岬一帯の不穏な動きを察知した地球防衛軍。ダンはマークしていた怪しい女のあとを追うが、女の目的はダンだった! 女に化け、ダンを監禁したサロメ星人たちは、ダンにウルトラビームの秘密を吐かせ、巨大ロボットのニセ・ウルトラセブンを完成させる。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

怪しい女を追跡するダン

1968年8月18日は『ウルトラセブン』第46話「ダン対セブンの決闘」が放送された日です。伊良湖岬一帯で怪現象が頻発し、地球防衛軍は潜航艇・ハイドランジャーで調査を開始した。一方、ウルトラ警備隊もダン、アンヌ隊員、フルハシ隊員が現地に赴き、怪現象の原因を探りはじめる。

ダンとアンヌは、自分たちの関心を惹こうとする怪しい女を発見、尾行していた。すると、ハイドランジャーが撃沈されたという連絡が入り、それと同時に女は姿を消した。女が残した腕時計は、ハイドランジャーが攻撃された時刻で止まっており、やはり女が事件と関係があると考えたダンは、女の捜索を開始する。

女は赤いスポーツカーでどこかに向かっていった。ダンはアンヌに連絡を任せ、ひとりで女を追跡。しかし、女が逃げ込んだと思われる灯台に入ろうとすると、見えないバリアが発生。ダンは気絶してしまう。ダンが目を覚ますと、体を拘束されていた。そして、追跡していた女と、ひとりの男が現れる。彼女たちは、ダンがウルトラセブンであることを知っていた。

女たちの正体はサロメ星人だった。すると、サロメ星人の女は「ダンに見せたいものがある」と言って拘束を解き、ダンを別の部屋に連れていく。そこにはなんと、ウルトラセブンがいた。サロメ星人は偽物のウルトラセブンを使って、地球を侵略しようとしていたのだ。
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