あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月28日」(1968年)。
人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。
地球防衛軍のアオキという青年が、ウルトラ警備隊の隊員たちとともに野戦訓練に参加することになった。出世欲が強く、野心家のアオキは侵略者のものと思われる宇宙戦車を目撃したが、自分が手柄を立てる機会を得るためにそのことを報告しなかった。
ウルトラ警備隊の隊員候補・アオキがやってくる
その男性は、ウルトラ警備隊の隊員候補であるアオキで、野戦訓練にウルトラ警備隊とともに参加することになっていた。すると、レーダーが国籍不明機を捉えたと連絡が入る。アオキは志願し、フルハシとともに出撃。しかし、その不明機はダンとキリヤマ隊長が乗っている機体だった。訓練用の吹き流しをつけていることから、これは敵機出現を想定した訓練だと理解するフルハシ。
しかし、プライドの高いアオキは、「自分たちは敵機の侵入を告げられて出撃した」という理由で、吹き流しではなく機体を実弾で攻撃してしまう。その後、アオキはフルハシに咎められ帰還。ダンたちはアオキの操縦技術を評価するが、アオキは「本当は、ウルトラ警備隊の欠員が2名できるところでした」と挑発。ダンに強いライバル心を燃やすのだった。
その後、震度計が妙な反応を示す。震源地は、野戦訓練が行われる予定の星ヶ原だった。ダンは地球防衛軍専用車両のポインターで、アオキとともに調査に向かう。