4月28日 ウルトラセブン プラチク星人がマグマライザーを奪う!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月28日(1968年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月28日」(1968年)。
プラチク星人と戦うウルトラセブン  ©円谷プロ
1967年10月1日より放送が開始された『ウルトラセブン』。怪獣が自然災害に近い存在であることが多かった前作『ウルトラマン』に対し、本作は明確な侵略の意図を持った宇宙人が複数登場。多くの怪獣が、宇宙人の兵器として登場するのも特徴だ。

人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。


地球防衛軍のアオキという青年が、ウルトラ警備隊の隊員たちとともに野戦訓練に参加することになった。出世欲が強く、野心家のアオキは侵略者のものと思われる宇宙戦車を目撃したが、自分が手柄を立てる機会を得るためにそのことを報告しなかった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ウルトラ警備隊の隊員候補・アオキがやってくる

1968年4月28日は『ウルトラセブン』第30話「栄光は誰れのために」が放送された日です。久しぶりに、地球防衛軍は野戦訓練を行うことになった。敵役となる戦車隊は、ウルトラ警備隊の地底戦車・マグマライザーによって遠隔操作される。訓練本番に備え、フルハシ隊員とアマギ隊員が銃を撃つ練習をしていると、そこにひとりの男性が現れ、正確な射撃を披露した。

その男性は、ウルトラ警備隊の隊員候補であるアオキで、野戦訓練にウルトラ警備隊とともに参加することになっていた。すると、レーダーが国籍不明機を捉えたと連絡が入る。アオキは志願し、フルハシとともに出撃。しかし、その不明機はダンとキリヤマ隊長が乗っている機体だった。訓練用の吹き流しをつけていることから、これは敵機出現を想定した訓練だと理解するフルハシ。

しかし、プライドの高いアオキは、「自分たちは敵機の侵入を告げられて出撃した」という理由で、吹き流しではなく機体を実弾で攻撃してしまう。その後、アオキはフルハシに咎められ帰還。ダンたちはアオキの操縦技術を評価するが、アオキは「本当は、ウルトラ警備隊の欠員が2名できるところでした」と挑発。ダンに強いライバル心を燃やすのだった。

その後、震度計が妙な反応を示す。震源地は、野戦訓練が行われる予定の星ヶ原だった。ダンは地球防衛軍専用車両のポインターで、アオキとともに調査に向かう。
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