
巨大観音像の首が切られた!
毎朝ランニングをしている郷は、最近同じように走っている男性を見かけており、この日挨拶がてら声をかけてみた。
走るスピードに差があり、先に行ってしまった郷に張り合うようについていく男性。この男性・東 三郎はキックボクシングの選手だという。三郎に言われ、短距離走の競争を始める郷たち。しかし、突然正面からバイクが出現。郷は空高くジャンプし空中で1回転。バイクを避けた。
三郎は郷のジャンプを「ウルトラキック」と呼び、郷に技を伝授してくれないかと言い出した。ただ反射的にジャンプしただけの郷は困惑するが、三郎は次の試合で引退することを決めているらしく、最後の試合に勝って選手人生を終えたいと語る。その真剣な三郎の話を聞き、郷はトレーニングに付き合うと返したのだった。
一方、昨夜信州の観音寺では、大きな観音像の首がまるで電気ノコギリで切断されたかのように切り落とされてしまう事件が発生。トレーニングを終えた郷はMAT本部で詳しい説明を受ける。しかし、犯人が怪獣であるとは断定できず、調査は見合わされることになった。その後、勤務を終えた郷は三郎のジムに向かい、訓練を開始。当初はうまくできなかった三郎だったが、郷のレクチャーもあり、ウルトラキックができるようになる。