8月14日 ウルトラマン 食中植物のミロガンダがグリーンモンスに変貌!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」8月14日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月14日」(1966年)。
グリーンモンスと戦うウルトラマン  ©円谷プロ
“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで、前作を上回る大人気番組となった。

オイリス島の調査チームに参加していた人々がつぎつぎと窒息死するという事件が発生した。その犯人は、島から持ち帰られたミロガンダという植物が怪獣に変貌した、グリーンモンスだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

奇妙な死亡事件が頻発する

1966年8月14日は『ウルトラマン』第5話「ミロガンダの秘密」が放送された日です。東京で、それぞれ別の場所にいた地質学者と新聞記者が謎の窒息死をとげるという事件が発生。事件の特殊性から、科学特捜隊は調査依頼を受ける。3日前、植物の品種改良を研究するヤマダ博士も同様に窒息死していたことから、ムラマツキャップはイデ隊員とアラシ隊員にヤマダ博士の研究所で聞き取りを行うよう指示を出し、自身はハヤタとともに事件現場に向かった。

死亡した新聞記者の男性は、死亡する直前に車のスリップ事故を起こしていた。車が滑った原因である、緑色の光る液体に注目するハヤタたち。その液体は車のドアや男性が倒れていた場所にもついていた。一方ヤマダ博士の研究所を訪れたイデたちは、巨大な温室に案内される。食糧危機などに対応するための、植物の品種改良の研究を行っていたヤマダ博士。彼は先日、調査に行ったオイリス島から綺麗な花を持ち帰り、それを品種改良すると言っていたらしい。しかし、その花がなぜか見当たらない。

オイリス島が今回の事件に関係があるのかと考えたアラシ。すると、地質学者と新聞記者の二人もオイリス島の調査に同行していたことが判明する。さらにその後、同じく調査に同行していた動物学者の男性が何者かに襲われてしまった。科学警備隊は、オイリス島を訪れた人物のうち、唯一生き残っているカメラマンの女性の警護をすることになる。
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