7月19日 ウルトラマンティガ 江ノ電の警笛に反応して怪獣が出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月19日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月19日」(1997年)。
タラバン(子)と戦うウルトラマンティガ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

鎌倉で江ノ電を撮り続けている、カメラマンの星野。ある日星野は怪獣の姿を目撃し通報。GUTSは調査をはじめるが、怪獣の姿は見つからなかった。そんななか、星野の息子のマサトが友人たちからいじめられてしまう。事件を通して、父子家庭で育ったマサトと星野の溝が埋まりつつあるなか、怪獣・タラバンが姿を現した。タラバンは、親を探していたのだ。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

謎の目玉が目撃される

1997年7月19日は『ウルトラマンティガ』第46話「いざ鎌倉!」が放送された日です。相模湾近くで江ノ電の撮影をしていた星野は、海の向こうにカタツムリのようなふたつの目を発見。ちょうど昨夜、相模湾に隕石が落下したという報告もあり、通報を受けたGUTSは調査を開始した。しかし、どの計器にも怪獣の反応は見られない。ムナカタ・セイイチ副隊長に怪獣の存在を否定されてしまい、怒る星野。怪獣の姿はカメラのファインダー越しにはっきりと確認していたが、ちょうどフィルムの交換中だったため、物的な証拠はなかったのだ。

翌日、星野は怪獣探しを開始。しかし、「星野の通報でGUTSがきたものの、何も収穫はなかった」という情報が近所に広まり、星野はからかわれてしまう。その後も、地面から突き出る巨大な目玉を発見するものの、トラックに遮られて撮影することはできなかった。一方、宇宙では、宇宙生物の音声が観測された。シンジョウ・テツオ隊員たちは、この件は鎌倉での一件とは関係ないと考えていたが、ダイゴとヤナセ・レナ隊員は、星野の話を信じ、鎌倉の調査を再開するのだった。

ダイゴとレナが星野のもとを訪れようとやってくると、星野の息子のマサトが友人たちからいじめられていた。マサトは、星野が妄言を並べていると思われ、からかわれていたのだ。その後、ダイゴたちはマサトに連れられて星野と再会。話を信じてもらえなかったことからGUTSに不信感を覚えていた星野だったが、ダイゴたちに熱心に協力を頼まれ、怪獣の詳細について説明する。
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