あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月24日」(2022年)。
デッカーとテラフェイザーが激突するも、勝負はつかず両者は戦闘不能になる。しかし、そのショックでアガムスは記憶喪失になってしまった。これまで地球人に向けていた激しい怒りが消えたアガムスに対話を行うカナタ。そこで、カナタはアガムスの本心を知る。
アガムスが記憶喪失になる
アガムスは自分のことはしっかり認識していたが、ここがどの時代のどの星かも忘れていた。しかし、設備を見て自分が知っている時代よりも古い地球であることに気づく。そして、自分を心配するカナタに少しだけ心を開いたアガムスは、自身のことについて語りはじめた。アガムスたちが住むバズド星は、今の地球と同じくスフィアの攻撃を受けていた。しかし、それに対抗するため、バズド星人は地球人を含めたさまざまな宇宙人と協力し、スフィアの本体であるマザースフィアに対抗しようとしていたと明かす。
アガムスにはレリアという妻がおり、地球に関心を持っていた彼女の影響で、自分も地球に興味を持った。少し照れながらそう語るアガムスはまるで別人のように、その素顔をちらつかせるのだった。互いに「大切な人を守りたい」という強い想いを持っていることを知り、心を通わせるカナタとアガムス。しかしそこにスフィアが襲来。そして、一瞬スフィアソルジャーの姿を見たアガムスは、記憶を取り戻しその場から逃走してしまう。