あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月3日」(1999年)。
怪獣・ゴキグモンが現れ、ビルに繭を作りはじめた。特捜チーム・XIG(シグ)はゴキグモンを麻酔弾で眠らせ、ビルにいた人々の救助を開始するが、ゴキグモンは目を覚まし、繭の中に卵を産みつけていく。さらに、繭の中には、オペレーターの佐々木敦子の姉・律子がいた。
ゴキグモンがビルに繭を作る
ゴキグモンは、口からビルに粘液を吐き、繭を作る。今度はチーム・シーガルが出撃し、麻酔弾でゴキグモンを眠らせることに成功。繭の中に閉じ込められた人々を救出するため突入した。幸い、このビルはオフィスビルで、今日は休日のため、要救助者は5名しかいなかった。中にいた女性を助けようとする神山篤志リーダー。その女性は敦子の姉の律子だった。律子は、自分より先に少女を助けてほしいと頼み、神山リーダーは繭に自由を奪われた少女を助ける。
しかし、ゴキグモンは予想よりも早く目覚めてしまった。律子の救出にはまだ時間がかかる。自分のことはいいと言う律子に、神山リーダーはやむなく律子に連絡用のXIG-NAVIを渡してビルから脱出した。チーム・シーガルのシーガル・フローターが離脱すると、ゴキグモンはビルの窓から尻尾を突っ込み、中に卵を産みはじめる。その卵は、1時間後に孵化することが判明。ゴキグモンは、中の人間を幼虫の餌にしようとしていたのだ。