4月3日 ウルトラマンガイア ゴキグモンが繭の中に人を閉じ込める!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月3日(1999年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月3日」(1999年)。
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ゴキグモンと戦うウルトラマンガイア スプリーム・ヴァージョン  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワークであるアルケミー・スターズの一員の高山我夢(がむ)が、地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。当初は対立した、海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

怪獣・ゴキグモンが現れ、ビルに繭を作りはじめた。特捜チーム・XIG(シグ)はゴキグモンを麻酔弾で眠らせ、ビルにいた人々の救助を開始するが、ゴキグモンは目を覚まし、繭の中に卵を産みつけていく。さらに、繭の中には、オペレーターの佐々木敦子の姉・律子がいた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ゴキグモンがビルに繭を作る

1999年4月3日は『ウルトラマンガイア』第30話「悪魔のマユ」が放送された日です。月から地球に未確認飛行物体が飛来。それは、怪獣だった。ゴキブリと蜘蛛が合わさったようなその怪獣は、我夢によって「ゴキグモン」と命名される。チーム・ファルコンは迎撃に向かうが、ゴキグモンが急加速した衝撃波を受け失速。ゴキグモンは東京に上陸してしまう。

ゴキグモンは、口からビルに粘液を吐き、繭を作る。今度はチーム・シーガルが出撃し、麻酔弾でゴキグモンを眠らせることに成功。繭の中に閉じ込められた人々を救出するため突入した。幸い、このビルはオフィスビルで、今日は休日のため、要救助者は5名しかいなかった。中にいた女性を助けようとする神山篤志リーダー。その女性は敦子の姉の律子だった。律子は、自分より先に少女を助けてほしいと頼み、神山リーダーは繭に自由を奪われた少女を助ける。

しかし、ゴキグモンは予想よりも早く目覚めてしまった。律子の救出にはまだ時間がかかる。自分のことはいいと言う律子に、神山リーダーはやむなく律子に連絡用のXIG-NAVIを渡してビルから脱出した。チーム・シーガルのシーガル・フローターが離脱すると、ゴキグモンはビルの窓から尻尾を突っ込み、中に卵を産みはじめる。その卵は、1時間後に孵化することが判明。ゴキグモンは、中の人間を幼虫の餌にしようとしていたのだ。
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