
1年をかけ岩波少年文庫を100冊読破した読書インフルエンサーが感じた、「生きるエール」をもらえる 児童文学4選
~読書インフルエンサーが選ぶ、児童文学4選~ (3/6) 1ページ目に戻る
2026.08.13
ライター:三本川
アストリッド・リンドグレーン『やかまし村の子どもたち』
仕事に押しつぶされそうになっていたころに読んだ本として思い出深いのは、例えばこの本。
スウェーデンの田舎の子どもたちが、ただただ遊んでいる話。
教訓の押し付けはひとつもありません。
子どもたちが遊びで家出を企てても、「いいとも。ちょっとだけなら、家出してもよかろうよ」と大人が背中を押す始末。
人間のあるがままに楽しむことが肯定されています。
すべての子どもたちがこのような豊かな子ども時代を過ごせることを願ってやみません。
この本のおかげで、私は通勤時と昼休みだけ現実を離れ、自然豊かな「やかまし村」に訪れて、幸福な子どもたちを「いいなぁ!」と羨ましく思いながら癒やされていたのでした。
それにしても牧歌的な表紙です。満員電車の中、スーツ姿でこの本を読んでいた当時の自分の姿を思うと、ちょっと可笑しい。




































