発達障害グレーゾーンの子の困りごと 「これも個性、もう少し様子見」が「よくない」理由

#1 グレーゾーンの子どもたちには「失敗を避ける」「フルサポートをする」ことが何より大事なワケ

よりよい作戦を練るための相談先を見つける

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発達にでこぼこのある子の育児にはコツがあります。子どもができるだけ日常をスムーズに過ごせるための作戦を立てるわけですが、なかなかうまくいかないこともあるでしょう。そんなとき、頼れる相談先があると心強いものです。

発達障害の専門医でなくてもよいので、幼稚園や保育園、小学校の先生、かかりつけの小児科医、保健センターなど、まずは気軽に相談できるところで探してみてください。より詳しい相談が必要と感じた場合には、専門機関にかかるのもよいでしょう。

まずは気軽に相談できる人に相談してみましょう。『発達障害グレーゾーンの子の育て方がわかる本』より

次回は、「でこぼこ」の自覚や工夫の出発点“幼児期”に起きる困りごとの対処法についてご紹介します。

取材・文/佐々木奈々子

■今回ご紹介の書籍はこちら
『発達障害グレーゾーンの子の育て方がわかる本』
発達障害、グレーゾーンの子たちへの声かけ、ほめ方、環境づくり、就学準備、学習支援など幼児期から学童期までの子どもとの関わり方や工夫の仕方を紹介、困りごとに向き合うヒントが満載の一冊です。

『発達障害グレーゾーンの子の育て方がわかる本』  横須賀市療育相談センター所長・広瀬宏之/監修
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