カオス化するおもちゃ箱! 収納のプロが教える「子どもが片付けやすい仕組み」

本多さおりさんに教わる「子どものモノ」収納レッスン#1 おもちゃ編

整理収納コンサルタント:本多 さおり

「ジャンル分け」と「点検」でカオス化を防ぐ

すべての画像を見る(全7枚)

――『おもちゃ箱の中身がわからない』『ぐちゃぐちゃで片付ける気にもならない』という話をよく聞きます。こういったおもちゃ箱のカオス化は、どうすれば防げるでしょう?

本多さん「きっと、おもちゃ箱のルールが曖昧なのだと思います。全体的にボヤッとしていて、何を入れても、どこに入れてもいい状態。一度、全体を見ないといけないですよね。

やり方としては、まず全部のおもちゃを出して、ジャンル別に分けることから。ポイントは、<ざっくりと>です。細かく分けすぎると、片付けるときにかえって混乱してしまいます。保育園のおもちゃ箱のように、誰が見ても中に入れるものがわかったほうが片付けしやすいですよね。

わが家のおもちゃは、レゴブロックやウルトラマンなど、ジャンルで分けているとお話しましたが、実は、どのジャンルにも属さない<その他>もあるんです。ほかのおもちゃがきちんと分けられていれば、<その他>も、立派なひとつのジャンルとして成立します。

きちんと入れるものを決めること。数が増えすぎていないか、半年に一度くらい、定期的に全体を点検することが大事なのかなと思います」

65㎡の変則ワンルームという間取りの本多さん邸。個室のない回遊型の間取りで、家事や育児の動線を第一に考えたといいます。 写真:深澤慎平
コロナ禍で大きく変化した暮らしの中、本多さんが最近変えたこと、やめたこと、実際に取り入れてよかったこと・モノなどを紹介する最新刊『私をあたらしくする51のこと―暮らしと自分アップデート』(大和書房)が好評発売中。暮らしをラクにするヒントが詰まった1冊です。

第2回は、洋服や保育園グッズ、絵本の収納アイデアを中心に伺います。

取材・文/星野早百合

本多さおりさんの記事は全3回。次(第2回)は22年1月25日、第3回は1月28日公開予定です(公開日までリンク無効)。
第2回 子ども服&絵本は<使う場所のそば>がラクチン!「本多さんち」の収納ルール

第3回 「子どもの思い出の品」収納術 プロが教える「モノは手放し思い出を残す」方法

この記事の画像をもっと見る(全7枚)
16 件
ほんだ さおり

本多 さおり

整理収納コンサルタント

整理収納コンサルタント。1984年生まれ。2010年に整理収納アドバイザー1級、2011年に整理収納コンサルタントの資格を取得し、個人宅向けの整理収納サービスをスタート(現在はオンラインのみ)。ラクに片付き、家事がしやすい仕組みづくりを優先した収納術が話題となり、書籍や雑誌、Webサイト等など、さまざまなメディアで活躍中。 『私をあたらしくする51のこと―暮らしと自分アップデート』(大和書房)、『暮らしをそのままの自分に寄せて―「ちゃんとやろう」じゃなくていいー』(主婦の友社)をはじめ、著書多数。6歳(2016年生まれ)と4歳(2018年生まれ)、ふたりの男の子の母。 ●公式ウェブサイト:暮らしをシンプルに愉しむ ●Instagram:saori_honda

整理収納コンサルタント。1984年生まれ。2010年に整理収納アドバイザー1級、2011年に整理収納コンサルタントの資格を取得し、個人宅向けの整理収納サービスをスタート(現在はオンラインのみ)。ラクに片付き、家事がしやすい仕組みづくりを優先した収納術が話題となり、書籍や雑誌、Webサイト等など、さまざまなメディアで活躍中。 『私をあたらしくする51のこと―暮らしと自分アップデート』(大和書房)、『暮らしをそのままの自分に寄せて―「ちゃんとやろう」じゃなくていいー』(主婦の友社)をはじめ、著書多数。6歳(2016年生まれ)と4歳(2018年生まれ)、ふたりの男の子の母。 ●公式ウェブサイト:暮らしをシンプルに愉しむ ●Instagram:saori_honda

ほしの さゆり

星野 早百合

ライター

編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。

編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。