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マイホームを考えるときの最初の一歩が間違い!? 日本人が陥りやすい家づくりの罠を気鋭の建築家に聞いた〔第1回/全3回〕 (2/3) 1ページ目に戻る
2024.07.12
窓をつくりすぎてはいけない
─本当にそのことを実感しています。「明るくて大きな窓」を要望した我が家は結局、ブラインドを下ろしっぱなしです。モデルハウスで見た理想の家と実際に住む家は違うということですね。
内山さん:戸建てやマンションのモデルルームには、やたらと窓が多いものがあります。「明るくて素敵」との印象を内覧者に与えがちですが、実は要注意です。というのも、窓は家の断熱性能に大きく影響するからです。窓が多ければ多いほど室内と外気との接触面積が増えるため、断熱性が損なわれるのです。
それでも「外の景色を眺めたいから大開口の窓がほしい」とリクエストする人は少なくありません。もちろん、そこから眺める景色が抜群に素晴らしく、その家の個性として価値があるのなら、前向きに検討すべきだと思います。
しかし、周囲の環境との兼ね合いを考えることも忘れてはなりません。窓に面した通路の人通りが多かったり、隣の家の窓との距離が近かったりする場合、カーテンを閉め切らざるをえなくなることもあります。これでは断熱性を落としてまで窓をつくる意味がありません。
窓は「適材適所」につくることが肝要です。多ければいいわけでは決してなく、「ここぞ」という場所に最適なサイズと形式の窓を設けることが重要なのです。
 
                ──その「ここぞ」という場所はどこになるのでしょうか。やはり南の方角に設けるのがベストなのでしょうか。
内山さん:窓の役割のひとつは、室内に明るさを取り入れることですが、必ずしも「南」に設ける必要はありません。
みなさんもご存知のとおり、南は太陽の明るい光を取り入れるのに理想的な方角ではあります。冬は太陽の位置が低くなるので部屋の奥まで光が差し込み、夏は太陽の位置が高くなるため、軒さえきちんとつくられていれば日光が室内に届きすぎることもありません。だから多くの人が「南向きの家」「南向きの窓」を求めるわけです。
しかし、室内に日光の明るさを取り入れるのは南向きの窓でなくても可能です。実は、北でも東でも西でも、どの方角でも大丈夫です。
それを可能にするのが「明かりだまり」です。直射日光ではなく、日光がたまる空間から間接的に光を取り入れるのです。間接的にといっても、薄暗いわけでは決してありません。直射日光のようなダイレクトでギラギラした明るさではありませんが、「明るいな」と感じるには十分なものです。



 
       
       
    







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