2歳から年齢別に紹介 クリスマスに読みたい「もみの木」の絵本3選

絵本の情報サイト「絵本ナビ」編集部が選ぶ クリスマスの季節に読みたい絵本

写真:アフロ

12月の絵本 もみの木が主役の絵本

年間2000万人が利用する絵本情報サイト「絵本ナビ」の編集者が選ぶおすすめの絵本や児童書を季節のテーマに合わせて紹介していくこの連載。たくさんの絵本や児童書の中から、絵本のプロが選んだとっておきの3冊をご紹介します。

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第13回12月の前半は、「モミの木が主役の絵本」をご紹介します。

寒い冬にも青々とした葉を見せてくれるモミの木は、美しさだけでなく生命力の強さを感じさせてくれる木です。

クリスマス気分を盛りあげる、美しく強いモミの木の数々をごらんください。

2~4歳「いろいろクリスマスツリー」森のなか、氷の国、海の底… それぞれの場所で輝くアイデアツリー

「いろいろクリスマスツリー」おおで ゆかこ/作

あらすじ

もうすぐクリスマス。

リスたちはどんぐりいっぱいのツリー。ペンギンたちはシューシューすべるツリー・スライダー。

海の底では、海藻と真珠。動物たちが、思い思いにクリスマスツリーを飾ります。

絵本ナビのすすめる「いろいろクリスマスツリー」のみどころ

なんて自由! なんて素敵! こんなの思いつかなかった、ツリーの数々。

クリスマスツリーの絵本はたくさんあるけれど、こんなに「いろいろなツリー」は見たことない? このまま、お部屋に飾るツリーの参考になりそうです。

子どもたちが夢中で眺める姿が思い浮かぶこの絵本。作者のおおでゆかこさんは、絵本作家としてはもちろん、イラストレーターとして手がけている可愛い雑貨も大人気。豊富なアイデアにも納得なのです。

読者のレビュー

クリスマスツリーのバリエーション
題名そのまま、動物たちの、いろいろなバリエーションのツリーが登場します。
そう、飾り方は自由なのです!

それぞれの動物たちの特性に合わせて、それはそれは素敵なツリーが次々と。
この発想、素晴らしいと思います。

クリスマスツリーの存在意義を考えさせてくれそうです。
もちろん、読んだ後は工作してみるのもいいかもしれません。
幼稚園児くらいから、この視点、たっぷり受け取ってほしいです。
(レイラさん・50代ママ)

4歳~「ひとりぼっちのもみの木」孤独なモミの木 驚きの出会いがクリスマスの夜に奇跡を起こす

「ひとりぼっちのもみの木」クリス・ネイラー・バレステロス/作 江國 香織/訳

あらすじ

クリスマスの前の晩。ひとりぼっちのもみの木が、丘の上にぽつんと立っていました。

話し相手もなく、ひとり長い冬の眠りにつこうとしていたそのとき。ざくざく足音をさせ、あたたかなあかりとともにあらわれたのは……?

絵本ナビのすすめる「ひとりぼっちのもみの木」のみどころ

一年に一度もみの木が最高に輝くその瞬間を、静かにあたたかく描きだすこの物語。

決して派手ではないけれど、それでも確かに奇跡は起き、夜はきらめく光に包まれて、その光景は忘れられないほど美しく。

「みなさん クリスマス おめでとう そして みなさん すてきなよるを」

江國香織さんの翻訳で味わう、小さなクリスマスの絵本。誰かに贈りたくなる1冊です。

読者のレビュー

みなさんすてきなよるを
表紙にシルバーラメの光る、少し小さいサイズの絵本です。

丘の上にポツンとたつひとりぼっちのもみの木。他の木たちはみんな居場所を見つけて心地良さそうなのに……と寂しくしています。

そこに赤い服を着たあの人がやってきて……。
ラストシーンがキラキラ光って素敵でした。

「みなさんすてきなよるを」のセリフも最高です。
(クッチーナママさん・40代ママ)

5歳~大人「わたし クリスマスツリー」モミの木の夢とは? 森の仲間たちとのあたたかいきずな

「新版 わたし クリスマスツリー」佐野 洋子/作・絵

あらすじ

きれいな町でクリスマスツリーになりたいと夢みる「もみの木」。

町の人がむかえに来てくれると信じていたのに、ほかのもみの木をのせた貨物列車が町へ走っていったと知らされた「もみの木」は、走り出して……。

絵本ナビのすすめる「新版 わたし クリスマスツリー」のみどころ

まさか「もみの木」が、自分で根っこを引き抜いて走り出すなんて!

驚きつつも、「わたしは クリスマスツリーに なるの。」と、ひたすら走り続ける姿に心打たれてしまうのです。

そして夢破れ帰ってきたもみの木を優しく迎える仲間たちのあたたかさ……。

子どもたちはホッと一安心、大人たちは胸にグッときてしまうはず。

『100万回生きたねこ』の作者、佐野洋子さんが描く、特別な味わいのクリスマス絵本。大人の心にも沁みる一冊です。

読者のレビュー

ツリーが歩く?!
これはまた斬新な!
町にある鮮やかなクリスマスツリーになるのが夢だというモミの木の気持ちがとってもかわいらしいお話。

なんとあまりにもあこがれるあまりにモミの木が自分で根っこを外して走って町を目指すのです。
「わたしはクリスマスツリーになるの」と言いながら走るモミの木の切実な願いに読んでいてなんだかキューンとなります。

一緒に読んでいた娘も思わぬ展開にびっくり!!

でも最後にはほっこり。
身近にある幸せに浸るモミの木の様子に娘もホッとしたようです。

深いお話ですよね。
どんなに高みを目指しても案外そばにステキなことはあるのかも……って思えますね。
(さえら♪さん・40代ママ)

モミの木は何を想う? 美しく優しいクリスマスの物語

街が華やかなイルミネーションで彩られる季節に読みたくなる、クリスマスの絵本。そのなかでも、モミの木が主人公の絵本に注目してみました。

クリスマスツリーになりたい夢を持つモミの木から、孤独と向き合うモミの木まで、個性豊かなモミの木が主人公のクリスマスストーリーを集めました。

絵本を読んだあとには、お子さまとツリーの飾り付けをしながら、モミの木たちの想いを想像してみるのも楽しいですね。

レビューは絵本ナビサイトからの抜粋です。

»「モミの木が主役の絵本」をもっとみる

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