話題沸騰! SNSでバズった本物そっくりな「木彫りたまごボーロ」の作り方

木彫りアーティストのキボリノコンノさん直伝 本物そっくりに作るコツをご紹介

児童図書編集チーム

6.紙やすりで丸く仕上げる

キボリノコンノ:60番の紙やすりを机の上に置きます。ざらざらした面を上に向けましょう。紙やすりに木をこすりつけるように削り、全体の凸凹をなくしていきます。

全体がなめらかな手ざわりになったら、きめ細かい120番に替えて、さらになめらかにしていきましょう。コツは、本物の手ざわりをたしかめながら、紙やすりで削ることです。本物の手ざわりに近づけることで、たまごボーロの質感を表現できます。

7.白い絵の具で全体を塗る

キボリノコンノ:色鉛筆で色をつける前に、白い絵の具で下地を作ります。まず、半分を塗り、乾かしてから、もう半分を塗ると手が汚れません。

8.色鉛筆で焼き目の色をつける

キボリノコンノ:絵の具が乾いたら、色鉛筆で、黄土色→茶色の順に色を塗ります。まずは白い紙に試し書きをして、焦げ目に近い色を探してみましょう。

着色をする時は、色鉛筆で強くこすってしまうと、絵の具がはげてしまったり、鉛筆の跡が残ることがあります。色鉛筆を横に寝かせて、優しくこするように焦げ目をつけましょう。

9.完成!

本物そっくりのたまごボーロが完成しました!

<もっと工夫したい方のために>
キボリノコンノさんは普段、「8.色鉛筆で焼き目の色をつける」の工程で、焼き目の部分を「パステルを粉状にしたもの」で塗っています。そうするとよりリアルに見えますよ。もっと工夫してみたい方は、挑戦してみてね!

キボリノコンノさんに聞いた! 木彫りをする楽しみって?

キボリノコンノ:木彫り作品を作っていていちばん楽しいことは、誰かに見せる​ことです。僕はXで本物の食べ物と、木彫りでつくった食べ物の作品を並べたクイズを投稿しています。いつもたくさんの人がクイズに参加してくれて、「正解はこれかな?」「難しいけど楽しい!」とコメントを送ってくれます​。作品を作るだけじゃなく作品を見てくれた人からリアクションをもらえることが、木彫り作品を作る魅力なんです。

皆さんも木彫りのたまごボーロを作り終わったあとに、本物と並べて写真を撮って、ご家族や友達に木彫りクイズを出してみるといいかもしれません。ぜひたくさんの人を、あっと驚かせてみてくださいね。

キボリノコンノ

1988年生まれ。2021年に趣味で木彫りを始め、「あっと驚くもの」をテーマに、食べ物や身の回りにあるものを木で再現する木彫りアーティスト。「溶けかけの氷」や「ヨックモックのシガール」など、数多くの作品がSNSで話題となる。2023年よりプロとして本格的に活動を開始。展覧会や作品集の発売など、活動の幅を広げている。

キボリノコンノさんの木彫りクイズ絵本『どっち?』大好評発売中!

糸井重里さんも絶賛!  何度も読みたくなる木彫りのクイズ絵本が大好評発売中です。本記事で紹介した「木彫りたまごボーロ」も登場しています。ひとりでもみんなでも、子どもも大人も楽しめるクイズ絵本です。

作り方写真提供/キボリノコンノ
キボリノコンノ氏写真/大坪尚人(講談社写真映像部)

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児童図書編集チーム

講談社 児童図書編集チームです。 子ども向けの絵本、童話から書籍まで、幅広い年齢層、多岐にわたる内容で、「おもしろくてタメになる」書籍を刊行中! Twitter :@Kodansha_jidou YA! EntertainmentのTwitter :@KODANSHA_YA_PR

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