話題沸騰! SNSでバズった本物そっくりな「木彫りたまごボーロ」の作り方

木彫りアーティストのキボリノコンノさん直伝 本物そっくりに作るコツをご紹介

児童図書編集チーム

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ふわふわの食パンや、蜂蜜がたっぷりかかったホットケーキ。じつはこれ、木でできているんです!  作ったのは、食べ物や日用品を木彫りでそっくりに表現する、木彫りアーティストのキボリノコンノさん。固い木から作ったとは思えないリアルさに「だまされた!」「本物よりもおいしそう!」と、SNSで話題です。

今回はキボリノコンノさんに「木彫りたまごボーロ」の作り方を教えてもらいました。キボリノコンノさん直伝の本物そっくりに作るコツもたくさん紹介します。

さっそくチャレンジしてみよう!

キボリノコンノさんの衝撃絵本『どっち?』には、今回作る「木彫りたまごボーロ」も出てくるよ。

作業をはじめる前に下記の注意点を必ずお読みください。

必ず大人といっしょに作業してください。
・彫刻刀での作業は、小学4年生以上または授業で彫刻刀を使ったことのある人が対象です。
・ノコギリや彫刻刀を持って歩いたり、人に向けたりしないようにしてください。
・作業中に、刃の先に、彫刻刀を持っていない方の手を置かないようにしてください。
・ノコギリでの作業は、刃で怪我をすることがあります。気をつけて、作業しましょう。
・難しい作業は大人に手伝ってもらいましょう。
・彫刻刀が苦手な人や、使ったことがない人は、紙やすりや鉄やすりを使って作ってみましょう。紙やすりでの作業は、小学2年生以上が対象です。

<保護者の方へ>
「木彫りたまごボーロ」は小さいお子様が誤飲をするおそれがあります。取り扱いには十分、ご注意ください。

用意するもの

用意するもの
・たまごボーロ 
・木の板①(厚さ1cm程度のヒノキがおすすめです。)
・鉛筆② 
・定規③
・ノコギリ④
・紙やすり⑤(粗さは60番と120番がおすすめ。番号が低いほうがより粗くなります。) 
・彫刻刀⑥(刃の先端が斜めに尖っている印刀、または刃が丸くカーブしている丸刃、どちらでも作ることができます。使いやすいほうで作業してください。写真は印刀です。)
・白の絵の具⑦ (筆跡が残りにくいアクリルガッシュがおすすめです。)
・黄土色と茶色の色鉛筆⑧
・筆

※木の板はホームセンターで購入できます。
※ノコギリ、彫刻刀、紙やすりはすべて100円ショップやホームセンターで購入できます。
※アクリルガッシュは画材屋、大型文房具店で購入できます。

キボリノコンノさんが教える「木彫りたまごボーロ」の作り方

木彫りアーティストのキボリノコンノさん。

1.本物のたまごボーロを観察する

キボリノコンノ:作品を作る前に、本物のたまごボーロをよく観察しましょう。本物をよく見て、指で触って、匂いを嗅いで、実際に食べてみます。そうすることで本物の質感や色合いの再現に近づきます。

2.定規でたまごボーロの直径を測る

キボリノコンノ:定規でたまごボーロの直径を測ります。次に木の板に、たまごボーロの直径と同じ長さの正方形を書きます。木の板の角に、測った長さの線を鉛筆で引きましょう。

3.木の板をノコギリで立方体に切る

キボリノコンノ:2.で書いた線にそって、木の板をノコギリで切ります。切る時は、ノコギリを持っていない方の手で、木の板をしっかりおさえてください。刃には注意しましょう。

4.彫刻刀で角を削る

キボリノコンノ:立方体の8つの角を、彫刻刀で削ります。彫刻刀は印刀、または丸刀の使いやすい方を使いましょう。

彫刻刀を使わないで作る場合

立方体の8つの角を鉄やすりまたは紙やすりで削ります。

鉄やすりで角を削る場合は、縦に持ち、立方体の角とやすりの平らな面が水平になるように当て、やすりを上下に動かしていくと、だんだん角が丸くなります。

紙やすりで角を削る場合は、60番がおすすめです。ざらざらした面を上に向けて机などに置き、紙やすりに立方体の角​をこすりつけるように削りましょう。

※鉄やすりや紙やすりは、100円ショップやホームセンターで購入できます。

5.彫刻刀で丸い形に整える

キボリノコンノ:立方体の平面を彫刻刀で彫り、写真(左)のような丸い形にします。本物のたまごボーロ(右)を横において、よく観察しながら、少しずつ同じ形にしましょう。つい夢中になって彫りすぎてしまうことがあります。焦らず、ゆっくり彫ってみましょう。

彫刻刀を使わないで作る場合

立方体の角が丸くなったら、60番の紙やすりで立方体の平面を削り、写真(左)のような丸い形にします。ざらざらした面を、平面にこすりつけるように削りましょう。

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