〔海外移住〕覚悟が足りなかった自分を大反省 ニュージーランド移住ママが今でも悔やんでいること
ニュージーランドで子どもを育てるってどんな感じ? 海外で日本人夫婦が子育てをするコツ #1
2023.11.22
移住前は「貯蓄」「語学」「運転免許」の準備が肝心
移住を考えているなら、貯蓄や英語の勉強をしなければならないことは頭に浮かびますが、そのほかに日本で準備すべきものはあるでしょうか。
「夫婦それぞれで車の運転免許を取得しておくことです。現在のニュージーランドは、私たちが移住したときよりも公共交通機関は充実してきましたが、今でも車が欠かせません。子育てをするなら、子どもの送り迎えもあるのでなおさらです。
私は40歳をすぎてから免許を取ったのですが、免許を持っていなかったときは生活も育児もとにかく不便で、よくストレスを溜めていました。
日本の免許証を持っていると、ニュージーランドの運転免許証の取得は比較的簡単に行えますから、子育て世代は絶対にあったほうがいいです」(静さん)
山口夫婦の場合、夫がプロのドライバーなので一人は免許を持っていましたが、車が使えるときまで待っていると生活が滞り、それが静さんのイライラの原因となったり、周囲に迷惑をかけて心苦しい思いをすることになったそう。
ニュージーランド、あるいは海外で子育てをする場合は、自ら動ける体制を作っておくことが特に重要です。
次回は、海外で日本人夫婦が子育てをする心得やニュージーランドの教育事情、医療事情などを紹介します。
─◆─◆─◆─◆─◆─◆─
山口 静(やまぐち しづ)
埼玉県出身。ニュージーランド(NZ)・ハミルトン在住。
結婚後、2005年に日本人の夫とNZ・オークランドへ移住。ビザと出産の関係があって日本に1人で一時帰国し、長女を出産。2006年、生後3ヵ月の長女と共にNZへ渡航。その2年後には、長男を再び日本で出産する。夫の仕事の都合で2009年にNZ・ハミルトンに引っ越す。2014年に永住権を取得した翌年、次女をNZで出産する。現在、17歳、15歳、8歳に成長した子どもたちを夫とともに二人三脚で子育て中。
取材・文/梶原知恵
『ニュージーランド移住者が語る 海外で日本人夫婦が子育てをするコツ』の連載は、全2回。
第2回を読む。
※公開日までリンク無効
梶原 知恵
大学で児童文学を学ぶ。出版・広告・WEB制作の総合編集プロダクション、金融経済メディア、外資系IT企業のパートナー会社勤務を経て現在に。そのなかで書籍、雑誌、企業誌、フリーペーパー、Webコンテンツといった、さまざまな媒体を経験する。 現在は育児・教育からエンタメ、医療、料理、冠婚葬祭、金融、ITシステム情報まで、各媒体の企画・編集・執筆をワンストップで手がけている。趣味は観劇。特技は長唄。着付け師でもある。
大学で児童文学を学ぶ。出版・広告・WEB制作の総合編集プロダクション、金融経済メディア、外資系IT企業のパートナー会社勤務を経て現在に。そのなかで書籍、雑誌、企業誌、フリーペーパー、Webコンテンツといった、さまざまな媒体を経験する。 現在は育児・教育からエンタメ、医療、料理、冠婚葬祭、金融、ITシステム情報まで、各媒体の企画・編集・執筆をワンストップで手がけている。趣味は観劇。特技は長唄。着付け師でもある。