管理栄養士・松丸奨先生の連載27回目　「風邪気味の人」へ向けたレシピ

管理栄養士・松丸奨先生に、管理栄養士だから提案できる、「栄養」に特化した「コクリコ」だけのレシピを作ってもらいました。

27回目は、風邪気味の人へ「塩ねぎダレ豚丼」と「コロコロポテトのチリコンカン」です。

（松丸奨先生のレシピ連載は、毎週月曜・金曜の朝公開）

インフルエンザなどの感染症が流行する冬。受験生のお子さんがいるご家庭や、年末年始のおでかけ予定があるご家庭は、本格的に体調を崩す前に、なんとか治したいものです。

「風邪気味のときは、体力も低下していてつらいですよね。でもそんなときこそ、食べることはとても大切です。
そこで少しでも食欲がわくように、今回は血行をよくし、疲労を回復する２品を作りました。

まず塩ねぎダレ豚丼の隠し味に加えたしょうがには、ジンゲロールという辛み成分が含まれ、血行をよくして新陳代謝を高めてくれます。体を温める働きもあるので、風邪気味の人にぴったり。もう一つの隠し味のにんにくに含まれるアシリンは、抗菌と殺菌作用が高く、ウイルスや細菌から体を守ってくれる働きをします。疲労回復効果もあり、豚肉との相性も抜群。

トマトをたっぷり入れたチリコンカンは、三大抗酸化ビタミンのひとつであるβカロテンが含まれ、体を活性酸素の害から守ってくれる優れた料理。汁気の多い、温かいものなら食べられるのではないでしょうか。

少しでもおいしく食べて、早く元気になってくださいね」（松丸先生）