【子どもの安全対策】先輩ママが使ってる便利グッズ&目からウロコの安全教育

おすすめのGPS端末やツール、言い聞かせや安全教育の工夫も 実例をご紹介

コクリコラボ

写真:アフロ

前回の記事「子育て中のヒヤリハット 子どもが危険な目にあった親は7割 実態を調査」では、子育て中の多くのパパやママの安全意識を調査し、ヒヤリハットや危ない目にあった経験をご紹介しました。今回は実際におこなっている安全対策を聞いてみました。

関連記事:「子育て中のヒヤリハット 子どもが危険な目にあった親は7割 実態を調査」
https://cocreco.kodansha.co.jp/cocreco/general/life/labo/k4pqy

コクリコラボアンケート「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に2023年6月13日~2023年6月26日インターネット上で実施。有効回答数は165件。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)


※記事中でご紹介した商品は、乳幼児には使えないものもあります。使用時は商品の説明をよく読んでご使用ください。

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

子どもの安全対策「特にやっていない」が第2位

コクリコラボアンケート

まずアンケートで「子どもの安全対策のためにやっていることはなんですか?」という質問をしたところ、1位は「防犯ブザーを持たせる」、2位は「やっていることは特にない」という結果でした。

1位について、育児中のママを集めた座談会で聞いたところ、ほとんどの小学校で防犯ブザーの携帯が必須になっていることが要因のようです。

また2位の「やっていることは特にない」というのは、なにも対策をしていないということではないようです。1人で行動する機会の増える中学生くらいまでは、親が同伴するのでGPSのようなツールが必要なかったり、このあとで紹介する「言い聞かせ」を含んでいなかったりすることから、「特にない」と回答したのが実状のようでした。

子どもを守る安全対策はグッズと言い聞かせの両輪で

それでは実際に防犯対策をしているママは何をしているのでしょうか。調査してみるとツールやグッズの利用と、日々の言い聞かせの工夫という両輪でおこなっていることが見えてきました。

◆先輩ママが利用中のグッズやツールをご紹介

まずは安全対策のグッズやツールから。

・子ども見守り用のGPSをもたせています。連絡は取れない簡易的なものではありますが、居場所をスマホから確認できて便利です。

GPSを持たせているというママからは、次のような具体的なサービス名が挙がっていました。

「GPS bot」

https://www.bsize.com/bot/gps

「BoTトーク」

https://www.bsize.com/bot/talk

「まもサーチ」

https://mamosearch.jp

「みてねみまもりGPS」

https://mitene.us/gps

「どこかなGPS」

https://www.dokokana-gps.jp​​​

・Apple社のエアタグ。GPSではないためタイムラグはあるが、GPSのように毎月の使用料は発生しないのでよい。

毎月の料金がかからず導入できるのは魅力的です。

・上の子が一人で友達と遊ぶようになって行動範囲が広がったので、スマートウォッチを買いました。本体が高いのでレンタルをして使用感を確認してから購入・契約ができたのが良かったです。

高額なスマートウォッチ。買う前に短期レンタルをすれば、GPSの精度や使い勝手、子どもが操作できるのかなどの不安を払拭できます。賢いアイデアです。

子育てママを集めた座談会では、小4女の子と6歳男の子のママが次のようなツールの導入を検討中ということで盛り上がりました。

「まもレール」
SuicaやPASMOで改札を通過したら親のスマホにお知らせが届くサービスです。

https://www.mamorail.jp/

「TONE(トーン)」
タブレットを操作できる今どきの子なら未就学児でも扱えそうなシンプルなスマートフォン。

https://tone.ne.jp/

また交通事故防止のツールについてもこんな意見がありました。

・交通事故防止ならキッズハーネスかなと思います。

・小さいうちだけですが、ハーネスは役に立ちました。


飛び出しによる交通事故を防ぐための「ハーネス」。筆者も賛否両論あった10年前、手をつながず走り出す息子に使っていましたが、あのハーネスがなかったら今も一緒にいられなかったのでは……と思うほどに活躍していました。

・夜間に光る反射板を服や傘、カバンや自転車に付けておく。

冬の下校時、塾やならいごとで暗い時間に出るときの対策です。隠れてしまうことがあるので、いろいろなものに付けておくのはいいアイデアですね。

・YouTubeのベビーバスチャンネルは防犯や事故対策、地震対策などのアニメが豊富でよく見ています。

「BabyBusベビーバス ─子供の歌─子どもの動画」

https://www.youtube.com/@BabyBusJP

このような小さな子への安全教育に役立つツールをご紹介してくれたママもいました。

◆言い聞かせにもママの工夫がいっぱい!

ツールの利用とともに欠かせないのが子どもへの安全教育。最後に子どもに安全について言い聞かせる際に工夫していることを聞いてみました。

・ニュースを見せて、身近に起こることがあるのだと教えるようにしています。

たくさんのママから寄せられたこちらの意見。市町村からの安全関連のメールが来たタイミングで共有するのが効果的だという声もありました。日常のなかで伝え続け、実感させることが大切なのですね。

・外にいるときに知らない人に「ママが病気だから一緒に病院行こう」と言われたらどうする? 「知らない」人がチャイムを鳴らしたらどうする? トイレに行っているときに知らない人に連れていかれたらどうする? など普段から考えさせています。

ケーススタディのように実例を考えさせるというママも。

・小学校低学年の娘には「知らない人に気をつけて」ではなく、「たとえ知っている人でも片腕を水平にあげた距離より近づいてきたり、なんかおかしいなと思ったら、すぐ離れるように」と伝えています。

悲しいことですが、知人や顔見知りによる子どもへの犯罪があるのも現実。ステレオタイプな「不審者」以外にも危険があることを伝えておきたいですね。

・信号を待っている間もかなり内側で待つように伝えている。大きなトラックはとにかく脅威なので「近づかない、近くを通るときはしっかり注視する」と言っている。

毎年小学生とトラックの事故のニュースを見聞きするので、これは大切です。

・横断歩道を渡るときに、今進んでいいのかを娘に判断させるようにしています。

親と一緒に行動している年齢のときこそ、練習のチャンス。

・同じことを繰り返し繰り返し伝える。分かっているであろうことも何度も伝える。

地域での防犯への取り組みや日常の伝え方が安全への一歩

小学校入学など、徐々に親の目が届かなくなる時期にまずはGPSを導入することが多いという印象を受けました。また今回驚いたのは、安全教育の際の言い聞かせで多くの保護者が工夫を凝らしているという点です。

座談会では興味深いお話を聞くことができました。

・うちの学区には「こども110番の家」の旗が掲げられた民家が多い。不審者などから逃げる場合、旗のある民家に「ただいま」といって入り、事情を話して警察を呼んでもらうように教えている。コンビニなど防犯カメラのある店舗も勧めている。(中3男の子、中1女の子、3歳男の子のママ)

「ただいま」と入るのがポイントですね。便利なツールはいろいろありますが、本当に身に危険が迫っている場合には、このような地域での取り組みがあると安心だなと感じました。

こくりこらぼ

コクリコラボ

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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