本当に気になる子育ての悩み「夜泣きがひどい。いつまで続くの?」

子育てお悩みランキング12を多角的に検証! 第8回 高祖常子/井澗 知美

ライター:笹間 聖子

本当に気になる子育ての悩み
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げんきの子育てお悩みランキングトップ12を多角的に検証!

WEBげんきで過去に掲載した「子育てQ&A」のPV数トップ12にランキングした“ママ・パパが本当に気になっているお悩み”に、専門家2名が改めて詳細に回答します。

悩みの多い育児の中でも、“本当に気になっている悩み”12に絞り、それぞれを多角的に詳細に検証していくシリーズ連載です。
今回のお悩み

「夜泣きがひどい。いつまで続くの?」
子育てアドバイザー&キャリアコンサルタントの高祖常子先生と、大正大学心理社会学部臨床心理学科教授で、公認心理士・臨床心理士の井澗知美先生がお答えします。

まずは、子育てアドバイザー&キャリアコンサルタントの高祖常子先生の回答からご紹介します。
高祖常子先生

夜にぐっすり眠れるよう、生活リズムを整えて

0歳のときに比べると、2歳でする夜泣きの回数は少なくなっているのではないでしょうか。ただ、個人差が大きく、2歳くらいまで夜泣きをする子もいます。

対処法は、まず夜にぐっすり眠れるように、生活リズムをきちんと整えてあげることです。
まずは生活リズムを整えて

あまりに「激しい」と感じる場合は、専門家に相談を

ただし、いわゆる「疳(かん)の虫」と言われるような奇声を発するような状態なら、小児科の先生に相談してみてもいいかもしれません。

できれば普段から見てくれていて、「どんなタイプの子どもか」をよく知っている、「かかりつけ医」を受診しましょう。

子育てひろばの支援者に相談してみるのもおすすめです。
その子のタイプや生活を知っている、専門家に相談するのもおすすめ
また、日中の刺激が大きいと夜泣きをする場合もあります。大人もイベントやコンサートなどに行くと、楽しいけれど疲れますよね。

子どもも同じで、さまざまなことを感じて脳が疲れると夜泣きとして現れることもあるのです。人が多い場所や違う場所に行く回数が多ければ、少し見直してみるといいでしょう。

親はちょっと飽きてしまうかもしれませんが、子どもは規則正しいルーティーンをベースに生活すると安心します。たまに刺激を楽しむくらいに考えてみるといいでしょう。​
なるべく規則正しい生活を心がけて
次のページへ 公認心理師・臨床心理士の井澗知美先生の回答
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