今回は、まだまだ甘えたい5歳のお孫さんの成長を感じるエピソードとともに、秋にぴったりの絵本をご紹介します!
ぱっぱちゃんの姉弟愛
そんな日のぱっぱちゃんはお姫様扱いです。じいじなんてもう執事。でもいいんだもん。それがじいじとばあばの特権だもん。ぱっぱちゃんはいつもがんばっているんだから、好きなことさせてあげようねって、二人で話しているんです。
最近は、ぴっぴくんが大きくなって一緒に来てくれることが増えました。ぱっぱちゃんは「一人で行くー」ぴっぴくんは「ぼくも行くー」。ありがたやありがたや。
そのうちぱっぱちゃんが、ティッシュちょうだいって。何かと思ったら、さっき買ったラムネをティッシュに分けてクルクルっとまるめて、「これ、ぴっぴくんにおみやげ」って。まだラムネが食べられないぺっぺくんにもおんなじに。
なんだかなあ。泣けてきちゃった。ぱっぱちゃんの中には、ぴっぴくんとぺっぺくんがいつもちゃんといるんだね。弟がいて、パパママがいて、それがぱっぱちゃんの世界。そう思ったらもう、愛しさ倍増!
またおいで。いつでもおいで。ぱっぱちゃん。
『ばけばけはっぱ』
「いるよ いるよ。はっぱのなかに だれかいるよ」
はっぱを、「ふー」すると、落ち葉と木の実で作った動物たちが出てきます。
ぱっぱちゃんと一緒に「ふー」したら、ぶたさんが出てきて大喜び! 「ばあば、今度公園に行こうね」だって。自分でも落ち葉の動物、作ってみたくなっちゃう楽しい絵本。
『語りかけ絵本 どんぐり』
「なんだろな。なんだろね。そう ど、ん、ぐ、り。」どんぐりがコロン! ストン! と、どんどん増えて、どんどん落ちて、山盛りいーっぱいになりますよ。オノマトペも楽しんでくださいね。
5歳のぱっぱちゃんから4ヵ月のぽっぽくんまでじーっと見てくれる絵本です。
次のエピソードは11月27日(水)配信予定です!
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
こが ようこ
作家。絵本コーディネーター。30年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『ぺこぺこ ペコリン』(絵・くさかみなこ/講談社)、『どーこかな?』『なんのおと?』(瑞雲舎)、『いやいやいちご』(絵・たかおゆうこ/教育画書)、『おなかのなかのあかちゃんへ』(絵・くのまり/岩崎書店)、「語りかけ絵本」シリーズ(大日本図書)、「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ(絵・降矢なな/童心社)などがある。げんきで「こころを育てる絵本1・2の3」を連載。
作家。絵本コーディネーター。30年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『ぺこぺこ ペコリン』(絵・くさかみなこ/講談社)、『どーこかな?』『なんのおと?』(瑞雲舎)、『いやいやいちご』(絵・たかおゆうこ/教育画書)、『おなかのなかのあかちゃんへ』(絵・くのまり/岩崎書店)、「語りかけ絵本」シリーズ(大日本図書)、「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ(絵・降矢なな/童心社)などがある。げんきで「こころを育てる絵本1・2の3」を連載。