てぃ先生が解決!「#9パパはいやという」「#10わざと怒られる」

フォロワー50万人超えのカリスマ保育士てぃ先生の“目からうろこ”の育児アイディア第5回

保育士:てぃ先生

てぃ先生の目からうろこの育児アイディア

Twitterフォロワー数53万人超え、YouTubeチャンネル登録者数57万人超えのカリスマ保育士てぃ先生が、育児の悩みを一発解決! 

「踊る!さんま御殿!!」出演でも話題のてぃ先生は、なんと現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアに溢れていて、世のママパパに圧倒的に支持されています!!

まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です!

てぃ先生
保育士として勤務のかたわら、その専門性をいかしTwitter、YouTubeなどで、子育ての楽しさや子どもとの向き合い方などを発信、大反響を呼ぶ。著書に「カリスマ保育士てぃ先生の子育てに困ったら、これやってみ!」(ダイヤモンド社)、「ほお…、ここがちきゅうのほいくえんか。」(ベストセラーズ)など多数。

育児の悩み#9『「パパはいや!」と、言うことが多いです』(2歳10ヵ月女児)

娘が「パパはいや!」と言うことが多く、何をするのも母親である私かおばあちゃんです。私が手を離せないときなど、すごく困ります。

パパをいやがる理由とは

2歳前後の子どもは「いつもと同じ」にこだわる

いくつか考えられますが、ひとつは2歳くらいのお子さんは「いつもと同じ」にこだわります。たとえば、お散歩のときにいつも消防車を見るとしましょう。時間がない日など「いつも見ているから今日は見なくてもいいよね」と大人は考えますが、子どもは「いつも見ているから今日も見る」となります。同じように「お父さんがいや」というのは、「きらい」という意味ではなく、いつもと同じようにお母さんやおばあちゃんにしてもらいたいということなのかもしれません

こだわりは「順序・方法」も含まれます。たとえば服を脱ぐとき、お母さんは右手から脱がせるけど、お父さんは左手から脱がせる、それだけで子どもは違和感を感じます。よく「お父さんとは保育園に行きたくない」というお子さんがいますが、お父さんがいやなわけではなく、お父さんが使う道がいやだという場合も結構多いんです。

そういった小さな小さな違和感が「いや」という反応になりやすい時期なので、もし、お父さんにいろいろお世話をお願いするならば、細かいところまでいつもと同じようにできるよう、前もってやり方を伝えておいてあげると良いと思います。「お世話する人に対するこだわり」「お世話をしてもらう順序や方法に対するこだわり」が強い時期だということ、ちょっと意識してみてください

こだわりが強い時期……どう工夫する?

お母さんとお父さんのふたりが仲良くすることが大事

もうひとつ、もし父娘があまりいっしょにいる時間がないなどの理由で、お子さんがお父さんに対して苦手意識をもっているという場合は、お母さんとお父さんのふたりが仲良くしている様子を見てもらうことが大切です。よく慣れさせるためにと「今日はお父さんと遊ぶ日ね」と、いきなり子どもとふたりっきりにしちゃうことがありますが、それって子どもにとってはなかなか落ち着かないことですよね。

それよりもお父さんお母さんが楽しそうに過ごしている、話しているなどの様子を見てもらう時間を作る。自分が大好きなお母さんが親しくしているというのは、子どもにとって一番の安心材料。お父さんを「お母さんと仲良しの人」「この人は安心していい人」と思えると、興味も湧いてくるし、距離も縮まっていくのではないでしょうか。

育児の悩み#10『わざと怒られることをします』(2歳0ヵ月男児)

テンションがあがると、机に上ったり壁を叩いたり、わざと怒られることをします。叱っても無視。ダメな行為だということはわかっているようですが、何度も何度も繰り返します。

なぜ子どもはわざと悪いことをするのか……?

大人は子どもがいいことをしても反応しない、でも悪いことをするとすぐに反応する

どの親御さんもそうなんですが、子どもがいいことをしてもあまり反応がない。でも悪いことをするとすぐに反応するんです。

年齢が大きくなってくると、お子さんに対する親御さんのハードルはどんどん高くなっていきます。成長とともにいろんなことが「できて当たり前」になり、小さい頃は歩いただけで「わーすごい!」「えらいねー」と拍手喝采だったのに、ちょっと成長すると何かを達成したり、親に言われたことをやらないとほめてもらえなくなってしまう。そうしてほめられる回数はどんどん減って、怒られる回数ばかりが増えていきます

よく親御さんは「うちの子ほめるところがないんです」と言いますが、そんなことはありません。「新しくできるようになったこと」だけをほめるのではなく、過去のその子と比べて「前よりも靴を履くのが早くなったね」「前よりもていねいにお着替えできるようになったね」「最近は〇〇を頑張っているよね」など、なんでもいいので「できて当たり前」と思っている部分を認めて、ほめてあげてみてください

子どもはいつだって親に認められたくてほめられたい

子どもにとっては見てもらっているというのが一番嬉しいこと

極端にいえば「認める」だけでもいいんです。片付けをしていたら「片付けしたね」、手を洗ったら「手を洗ったね」、「着替えたね」「食べたね」……やったことを言葉にするだけでいい。実況中継もオススメです。「〇〇ちゃん、今、手を洗ってます!」って言えば、親が見ているということがしっかりと伝わります

子どもってよく「見て見て」って言いますよね? 子どもにとっては見てもらっているというのが一番嬉しいことなんです。なので「見てるよ」ということをちゃんと伝え示すために声をかける。そうすると自分が認められていると感じて気持ちが満たされていくんです。

このお子さんは机に乗ったり壁を叩いたりが、良くないこととは充分わかっている。わかっているからこそやっている。自分を見て欲しいからです。やっていることが悪いことだと言い続けるよりも、べつのことで「ほめる」「認める」をする。そうすると親に怒られるようなことをして注目を集めなくても、ちゃんとお父さんお母さんは見てくれている、自分を認めてくれているんだと感じて、自然と怒られるようなことはしなくなるんじゃないかと思います。

WEBげんきの連載「カリスマ保育士てぃ先生の目からうろこの育児アイディア」では、てぃ先生に質問したい『育児の悩み』を募集中です!

↓↓コクリコCLUBに会員登録して、質問を投稿してください↓↓
https://form.contentdata.co.jp/g/cocreco/cocreco_5911/

▶︎「てぃ先生の目からうろこの育児アイディア」記事一覧はこちら
撮影/嶋田礼奈 取材・文/久世恵美
てぃせんせい

てぃ先生

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディ...

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトで...